【琵琶湖】忘れないで!『 罪もない 小学1年生の男女2人に ケガを負わせた 無免許で飲酒運転 の 水上バイク事故 』を、あれから1年、 ようやく「飲酒運転」の条例が… 7月1日から施行!

AI要約

昨年8月26日、琵琶湖で起きた水上バイク事故について報道された。事故は無免許かつ飲酒運転の男性が小学生2人を巻き込んだもので、幸いにも命に別状はなかった。

現行法では水上での飲酒運転に罰則がないことから、自治体が独自に条例で規制している。滋賀県では新たな水上安全条例が施行され、酒気帯びでの操船を禁止し、違反者には懲役または罰金が科されることになった。

国土交通省は道路交通法のような全国一律の罰則は想定しておらず、海や湖、河川ごとに状況に合わせた規制が必要と説明している。

【琵琶湖】忘れないで!『 罪もない 小学1年生の男女2人に ケガを負わせた 無免許で飲酒運転 の 水上バイク事故 』を、あれから1年、 ようやく「飲酒運転」の条例が… 7月1日から施行!

昨年、8月26日、琵琶湖(滋賀県大津市)で、泳いでいた小学生2人に、「水上バイクが接触する」事故が起きた。

警察が駆け付け、水上バイクを運転していた男性(35)は、「無免許で人身事故を起こした」ことで現行犯逮捕された。

子ども2人は病院に搬送されたが、男の子は後頭部を縫う怪我を負い、女の子はおでこに擦り傷を負った。2人とも意識はあり、命に別条はなかった。

その後の調べで、逮捕された男性は「飲酒運転」だったことが明らかになった。

大津区検察庁が「小型船舶操縦者法違反」と「業務上過失傷害」の罪で男性を略式起訴。

大津簡易裁判所では、罰金70万円の略式命令を出した。

今回の事件の犯人は、無免許の上に飲酒運転という許しがたいものだ。

このケースをクルマに置き換えた場合、「無免許で酒を飲んで運転し、子供を2人轢いた」ことになる。

陸上なら、実刑判決を受けてもおかしくない悪質な行為だ。

「水の上の法整備は遅れている」と、本誌はことあるごとに書いてきた。

飲酒運転について、陸上では「酒気帯び」でも3年以下の懲役又は50万円以下の罰金で、違反点数によって免許の停止または取り消しである。「酒酔い運転」なら5年以下の懲役又は100万円以下の罰金で、一発で免許取り消しとなる。

それに対し水上バイクやプレジャーボートを含む「小型船舶操縦者法」では、酒を飲んで操船することを禁じているが、違反しても罰則はない。

一部の自治体が独自に条例で罰則を設けているだけだ。

昨年の滋賀県(琵琶湖を含む) 県内全域での船舶事故は、64件で、うち、7件が 操船者が飲酒だった。

こうした事情を受け、改正滋賀県琵琶湖等水上安全条例が7月1日、施行される。

改正条例は、動力船に限り 新たに「酒気を帯びた状態での操船の禁止」とする項目を追加。3カ月以下の懲役または30万円以下の罰金を設けた。

飲酒運転について、陸上での 酒気帯びでは「3年以下の懲役 または 50万円以下の罰金」に対し、改正条例では「3カ月以下の懲役 または 30万円以下の罰金 」となっている。

水上バイクやプレジャーボートなどを対象とした小型船舶操縦者法では、飲酒運転を禁止している。しかし、違反しても罰則は“ない”ので、各自治体が条例によって規制しているのが現状だ。

国土交通省は海や湖、河川によって船舶の往来量などが異なるとして、「道路交通法のような全国一律の罰則は想定していない」としている。