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人生がうまくいっている人は絶対に言わない…心理カウンセラーが教える「不幸になっていく人」の残念な口癖
自己肯定感を高めるためには、日々の口グセに注意することが重要である。
否定的な言葉や習慣が自己肯定感を下げ、心を不健康な状態に導いてしまうことがある。
自己肯定感が低くなると、仕事や人間関係にも影響し、ポジティブな結果を得ることが難しくなる。
どうすれば「幸せな人生」を送れるのか。心理カウンセラーの中島輝さんは「自己肯定感を高めて心を育むことが大切だ。自己肯定感は持って生まれた性格ではなく、何気ない口グセによって高めることができる」という――。
■自己肯定感は「ふだんの口グセ」で決まる
人間の体は食べたもので作られているといっても過言でもありません。日々の食事に含まれるタンパク質や糖質、脂質、ビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素によって、私たちの体は作られています。
では、私たちの「心」は何を食べることで作られているでしょうか。それは「言葉」です。自分が発する言葉、職場や家庭などで聞く言葉、SNSで目にする言葉、そうした言葉を介して、心は育まれていきます。そして、言葉が習慣化されて「口グセ」となっていきます。
じつはこの口グセ次第で、人の自己肯定感は高められます。つまり、持って生まれた性格ではなく、ふだん接する言葉によって人の自己肯定感は高くもなり、低くもなるのです。そして、意識しないでも出てくる口グセは、人の思考や感情さえ作り出していくのです。
■「なんで」と言いがちな人は要注意
では、自己肯定感を下げてしまう人の口グセにはどんな特徴があるのでしょうか。それは「面倒だな」「つまらない」「どうせ自分は……」といった否定語や「なんで(できないの)?」といった言葉です。
これらを自分が言ったり、他人の言葉として聞いたり、ネットなどで目にしていくだけで知らず知らずに「負の言葉」がループしていき、心が不健全になっていきます。
そうすると、仕事に集中できなくなったり、パフォーマンスを発揮できなくなったりして、人生さえ悪い方向に向かっていき、ますます自己肯定感は下がっていくのです。
そうなってしまうと、どんなにいいアイデアがあっても、魅力的な戦略があっても、仕事で結果は出せないでしょう。いつしか、表情や口調までさえなくなります。うつむき加減になり、ため息まじりの言葉を発せば、周囲も負のオーラを感じ取って、「なんか仕事しづらい」「話しかけるのはやめようかな」と、距離を置かれてしまう状況になることだって起こり得ます。