40代で「仕事をペースダウン」。収入が減った代わりに「手に入れた」3つのこと
2022年に子供を留学させるために母子でカナダに渡航し、リモートワークオンリーの働き方に変更したことで、子供との時間を大幅に増やすことができた。
仕事をペースダウンすることで、夜の睡眠時間もしっかり確保できるようになり、健康的な生活リズムを取り戻した。
この変化により、子供との絆を深める機会が増え、子供の成長期に密接に関われる喜びを感じている。
2022年に子供を留学させるために母子でカナダに渡航。それをきっかけに朝から晩まで働き詰めだった状態から、リモートワークオンリーの働き方に変更し、仕事をペースダウン。仕事をすればするほど収入も上がるフリーランスという立場ゆえ、これまでより収入が減ってはしまいましたが、思わぬ収穫もあったのです。手に入れた3つのものを紹介します。
渡航前は朝子供を学校に送り出してから、学童を延長して夜にお迎えするまで働くという生活を送っていました。ときには、土日が仕事になることもありました。
なので子供のことは自分でしていたと言っても、少ない日は、朝起こしてから学校に送り出すまで、学童に迎えに行ってから夜寝かせるまで、1日でたった数時間しか子供と関わっていなかったんです。
当時は毎日をこなしていくことに必死で、この生活でよかったのか、悪かったのかも考える余裕がありませんでした。
だけど、リモートワークで働き、仕事もペースダウンしている今は、子供が学校に行っているあいだに仕事をし、子供が帰ってきたら一緒に過ごせています。ときどき、夜にオンラインミーティングなどは入ってしまうことはありますが、子供との時間は格段に増えました。
子供はもうすぐ14歳。
これからどんどん親離れしてしまう年ごろですが、その前にこうやってべったりと一緒に過ごす時間をつくる生活に変えられたことは、私にとっても、きっと子供にとっても、本当に良かったと感じています。
仕事をペースダウンしてからは、夜寝る時間もしっかり取れるようになり、早寝早起きの生活が基本になりました。
構成・文/高橋香奈子