「ぜんた君と別れた」小1の娘の突然の「恋バナ」…母が知ったその思わぬ中身

AI要約

半数以上の親が、小学生の我が子と恋愛トークを繰り広げた経験がある。

小学1年生の娘が恋愛相談を持ちかけたエピソードを漫画と共に綴る。

娘が大好きだった男の子との別れを巡る出来事や、それに対する母親の気持ちを描く。

「ぜんた君と別れた」小1の娘の突然の「恋バナ」…母が知ったその思わぬ中身

皆さんはお子さんと「恋愛」の話をしたりますか? 小学生の子どもがいる父母342人を対象にしたある調査(※)によると、「わが子と恋愛や気になる子について話した経験があるか」という質問に対し55.5%が「ある」と回答、男女別では子どもが女子の場合が65.5%という結果でした。

つまり半数以上の親が、小学生の我が子と恋愛トークを繰り広げたことがあるようです。

2児の母であるイラストーレーターの横峰沙弥香さんも、先日、小学1年生の娘から「恋愛相談」のような話を持ちかけられたそう。

横峰さんが子育ての切なさを、架空のスナック「スナック千代子」のピスタ千代子ママとしてつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、そのときのエピソードを漫画と共に綴ってもらいました。

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※株式会社こどもりびんぐが運営する「シルミル研究所」が全国の小学生の子を持つ父母342人を対象にウェブ上で実施した調査(調査期間:2022年6月3日~7月7日)。

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今年の4月、いつも塩対応な娘・ゆめこ(愛称、小1)が珍しく私と話がしたいからとダイニングにやってきて、神妙な顔で「ぜんた君(仮名)と別れたんだよね」なんて言い出すので、鼻からハイボール吹き出すかと思いました。

彼は幼稚園時代からかなり仲良くしていた男の子で、どちらかというとゆめこのほうが夢中だったかもしれません。登園するや否や彼を探して、園庭に誘い出しているのを頻繁に見かけた記憶がありますが、別れるのなんのってまさか……付き合ってたの!?

よくよく話を聞いてみると、どうやら「クラスが分かれた」という話らしいなとは気付いたのですが、そのアンニュイな語り口や彼と同じクラスになった子への嫉妬っぽいワードが絶妙で、なんだかもう、距離ができてしまったことによる破局の話にしか聞こえない。

互いに勘違いしたまま話が進む系のコントでも見ているような気持ちで、しばしゆめこの語りを楽しんだのですが、まだまだ人生7年目のゆめこにしてみれば、ものすごく大好きだった子とクラスが分かれてしまうって、たしかに大事件。

一緒に系列の小学校へ内部進学することが決まっていた安心感から、「彼とはずっと一緒にいられる」と信じていたゆめこ。違うクラスになってしまっただけで、新しい出会いや人間関係もあるから、物凄く大きな距離ができたように感じてしまうものですよね。ショックを覚えるのも無理もないかもしれません。

だけどね、ゆめこ。人生には「好きな相手とあえて距離を取る」という選択肢もあるのだよ。自分の力で変えられない結果なら、それをどう活かすかを考えてみるのも一興。せっかくの小学校生活、思い通りにならないことも含めて力一杯楽しんで欲しいものです。