Windows 10/11向け2024年5月プレビューパッチ「KB5037853」「KB5037849」が配信開始

AI要約

MicrosoftがWindows 10/11の2024年5月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。

今回の更新プログラムは新機能をテストするためのものであり、セキュリティ関連の修正は含まれていない。

また、Windows 11のバージョン23H2/22H2には様々な改善があり、2024年6月26日までにプレビューパッチの配布が行われる。

Windows 10/11向け2024年5月プレビューパッチ「KB5037853」「KB5037849」が配信開始

 米Microsoftは5月29日(現地時間)、Windows 10/11の2024年5月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。

・Windows 11 バージョン 23H2:KB5037853

・Windows 11 バージョン 22H2:KB5037853

・Windows 10 バージョン 22H2:KB5037849

 今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、適用は必須ではない。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月の「Windows Update」を待っても問題はないだろう。

 「Windows 11 バージョン 22H2/23H2」における主な変更は、以下の通り。

・Windows標準の共有パネル(Windows Share)にQRコード生成機能

・「Windows Share」ウィンドウがフォーカスを失っても閉じないように。誤操作で共有パネルが消えるのを防止

・「エクスプローラー」のパンくずアドレスバーへアイテムをドラッグ&ドロップして移動。Windows 10ではできてWindows 11ではできなくなった機能が復活

・[リンクされたデバイス]設定ページが新設。個人の「Microsoft アカウント」およびHome/Proエディションのみ

・[スタート]画面の新しいアカウントマネージャーをロールアウト。「Microsoft アカウント」でWindowsにサインインするメリットをアピール

 なお、「Windows 11 バージョン 22H2」Home/Proに対するプレビューパッチの配布は2024年6月26日まで。プレビューパッチは来月が最後となる見込みだ。

 また、「Windows 10 バージョン 21H2」Enterprise/Educationが6月11日にサービス終了を迎える点にも注意。次の「Windows Update」が最後のパッチとなる。