単一AIモデルによって学習させた高精度インクジェット製造技術
AI要約
エレファンテックは5月28日、高精度インクジェット製造技術「NeuralJet」を発表した。
NeuralJetはAIを用いて印刷動作の誤差などの要素を個別にモデル化することなく学習し、高い印刷精度を実現している。
同社は今後、本技術を用いてプリント基板の量産を2025年よりスタートし、さらに様々な用途に展開していく予定。
エレファンテックは5月28日、高精度インクジェット製造技術「NeuralJet」を発表した。
エレファンテックは5月28日、高精度インクジェット製造技術「NeuralJet」を発表した。
NeuralJetは印刷動作の誤差、ノズル個性、ヘッド組立誤差、ノズル状態変化など多数の誤差要素を個別にモデル化せず、全て単一のAIのモデルによって学習させているとのこと。
汎用ピエゾチップを用いた独自印刷機で高い印刷精度を実現しているほか、MEMSプロセスのばらつきや組付けばらつきなどをAIが学習して補正することで、高い精度を実現。かつローカルの計算資源で動作する軽量なモデルを構築したという。
同社は今後、本技術を用いたプリント基板（PCB）の量産を2025年よりスタートし、半導体後工程やディスプレーなどPCB以外の用途にも展開していくという。
文● ASCII
