「Google Chrome」に緊急アップデート ~「V8」スクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性

AI要約

米Googleは5月23日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac/Linux環境に緊急対応のアップデートが展開された。

本バージョンでは、ゼロデイ脆弱性に対処し、攻撃が確認されているため早急な対応が必要。深刻度の高い脆弱性が修正されており、別の問題も解決されている。

デスクトップ向け「Google Chrome」は無償でダウンロード可能で、Windows 10/11に対応。自動更新されるが、手動で更新することもでき、再起動が必要。

「Google Chrome」に緊急アップデート ~「V8」スクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性

 米Googleは5月23日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv125.0.6422.112/.113が、Linux環境にはv125.0.6422.112が順次展開される。

 本バージョンは、ゼロデイ脆弱性に対処した緊急アップデート。すでに攻撃が確認されているので、一刻も早い対応が必要だ。

・CVE-2024-5274:Type Confusion in V8

 脆弱性の深刻度は、「High」と評価されている。なお、タブの切り替えでWebページのコンテンツが一時的に表示されなくなる問題はすでに解決されたとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。