ドージコインの「カボス」に縁ある「ネイロ」トークン、バイナンス上場で700%急騰

AI要約

バイナンスがイーサリアム上にファースト・ネイロ(NEIRO)をスポット取引用に上場し、価格が700%上昇した。

バイナンスは異なるコントラクト・アドレスを持つ2つのネイロ関連トークンをスポット取引用に上場したが、コミュニティからは批判の声が上がった。

NEIROの価格は急上昇し、時価総額や取引高も大幅に増加したが、一部のトークンは価格の下落が見られた。

ドージコインの「カボス」に縁ある「ネイロ」トークン、バイナンス上場で700%急騰

ドージコイン(DOGE)に関連するあるトークンが、バイナンス(Binance)にスポット取引用に上場することで、価格が700%上がり、この数ヶ月で起きた上場の中でも最大の上昇の1つとなった。

バイナンスは現地時間9月16日、イーサリアム上にファースト・ネイロ(First Neiro)を「NEIRO」として、そして同日中にスポットで他2つのトークンを、ユーザーに対して提供すると発表した。影響力の強い同取引所はすでにネイロ(Neiro)関連のトークンを先物商品として提供しているが、それに続いてスポット取引用に上場が行われるのは業界でよく​ある慣行となっている。

ただし、2種類のネイロ関連トークンは異なるコントラクト・アドレスを持ち、異なるチームによって管理されているという点が厄介である。

「この上場は『イーサリアム上のファースト・ネイロ』(NEIRO)についてであり、コントラクト・アドレスは0x812ba41e071c7b7fa4ebcfb62df5f45f6fa853eeだ」とバイナンスは発表で述べた。

「これは2024年9月6日のNEIROETHの先物の上場とは異なるトークンである(別のトークンのコントラクト・アドレスは0xee2a03aa6dacf51c18679c516ad5283d8e7c2637だ)」とバイナンスは述べている。

バイナンスによるX(旧ツイッター)への投稿に対するコミュニティの反応は、今回の決定に対して広く批判的なものとなった。

「スポットと先物で2つの異なるネイロを上場するのか」と@0x_degengodは記した。 「先物ですでに1億3000万のネイロがあるのに、どうやって1500万のネイロを上場させるのだ」と@cozyprontは主張した。

バイナンスの発表後、NEIROは瞬く間に700%以上急騰し、その後上昇幅を縮小したが、時価総額は現地時間9月15日の1500万ドル(約21億円、1ドル=140円換算)から1億4600万ドル(約204億円)に急上昇した。取引高は現地時間9月14日から15日にかけての24時間で800万ドル(約11.2億円)だったのが2億2000万ドル(約308億円)超へと急上昇した。

バイナンスのデータによると、既存のNEIROETHトークンの先物は24時間で10億ドル(約1400億円)近くの取引高を得ている。価格は9月16日のアジア取引時間開始時から40%下落し、ほとんどの損失はバイナンスが同社プラットフォームでイーサリアム上のファースト・ネイロ(「NEIRO」)を上場する決定を行なった後に発生したものだ。