ノーコードツール導入済み企業は3割超、利用ジャンルは「ワークフロー(申請/承認)が最多【デージーネット調べ】
デージーネットは、「ノーコード・ローコードツール利用状況」に関する調査結果を発表した。調査では、34.2%の企業がノーコード・ローコードツールを導入しており、活用分野としてはワークフローやプロジェクト管理が注目されている。ただ、56.5%の企業が活用できておらず、導入予定も不透明な状況がわかった。
調査は2024年のJapan DX Week名古屋で行われ、回答者は同社ブースに訪れた企業担当者202人。未導入の企業の理由としては、社内の必要性やITリテラシー不足が挙げられており、認知度の向上や教育が課題である。
調査結果から、ノーコード・ローコードツールの普及には認知度向上やリテラシー教育が不可欠であり、今後の動向に注目が集まることが予測される。
デージーネットは、「ノーコード・ローコードツール利用状況」に関する調査結果を発表した。Japan DX Week名古屋の会場調査にて、同社ブースに来た企業担当者202人が回答している。
「ノーコード」「ローコード」は、ソースコードをまったく書かないまたは少しのソースコードを書くことで、アプリケーションを作成できる手法を指す。
まず「ノーコード・ローコードツールを導入していますか?」と聞くと、34.2%の企業が「している」と回答。「導入している場合、どのようにノーコード・ローコードツールを活用していますか?(※複数回答可)」と聞くと、「ワークフロー(申請/承認)」31.9%が最も多く、「プロジェクト管理」27.8%、「営業業務(問い合わせ/案件管理/見積作成など)」25.0%がそれに続いた。
一方「ノーコード・ローコードツールを活用できていますか?」と聞くと、「活用できている」との回答は56.5%にとどまる。半数は超えたが残る4割超は「活用できていない」と考えていることとなる。
また未導入の企業に対して「ノーコード・ローコードツールの導入予定はありますか?」と聞くと、51.7%の企業が「わからない」と回答。「導入予定はない」も21.4%と多い。
さらにその理由についても聞くと、「社内に必要性やメリットが認知されていない」37.7%、「ITリテラシー不足」22.1%が上位だった。
・【調査対象】ブースへ来た企業担当者
・【調査方法】Japan DX Week名古屋での会場調査
・【調査時期】2024年7月17日~19日
・【有効回答数】202名