「Chrome」のタブグループ機能が大幅強化へ ~タブグループの同期やページの提案など

AI要約

Google Chromeに新たな3つのアップデートが発表された。iOS版でもタブグループ機能が利用可能になり、デバイス間での同期も可能になる。また、中断したページから再開する機能も実験中。

タブグループ機能を利用する際には、タブの名前や色を指定できる。さらに、保存したタブグループを他デバイスで同期することが可能になる。タブを使って旅行プランを整理するなど、便利な機能が追加される。

他のデバイスで開いたタブに基づき、再度アクセスするページをサジェストする機能も実験中。ブックマークやURLを記憶する必要がなくなり、全てのデバイスで簡単にページにアクセスできるようになる。

「Chrome」のタブグループ機能が大幅強化へ ~タブグループの同期やページの提案など

 米Googleは9月10日(現地時間)、「Google Chrome」に新たな3つのアップデートを発表した。これまでのAIによる類似タブのグループ化や、サイトの情報比較といった強化に加え、マルチデバイスでタブへのアクセスや整理が簡単になるアップデートが近日中に導入される。

■ タブグループをiOSで利用する

 タブのグループ機能が、デスクトップとAndroid版に加えてiOS版でも利用可能となる。タブの名前、色の指定、並べ替えなどのカスタマイズが可能。タブグリッドを開いてタブを長押しし、[タブを新しいグループに追加]を選択することでタブグループを利用できる。

■ デバイス間でタブグループを同期する

 近日中に全てのデスクトップ・モバイルデバイスで、保存したタブグループを他デバイスで同期することが可能になる。たとえば、旅行プランを練るときに、スマートフォンでレストランやアクティビティを検索する際、調べた内容を確認、整理するためにタブグループを作成。このタブグループはデスクトップにも自動的に同期されるため、あとでPCで「Chrome」を開いたときに、旅行プランの続きを簡単に再開できる。

■ 「Chrome」で中断したページから再開する

 現在、他のデバイスで開いたタブに基づき、再度アクセスするページのサジェスト機能を実験中だ。たとえば、仕事中に閲覧していたWebサイトを、帰宅途中に他のデバイスで確認する必要がある場合に役立つ。ブックマークやURLを記憶する必要はなく、全てのデバイスで新規タブページで再度アクセスするページを提案してくれる。

 「Chrome」のこれらの新しいタブ機能により、自宅や外出先でデバイスを切り替えながらWebサイトへより簡単に再アクセスできるようになるとしている。