「Google 検索」に「Wayback Machine」リンク、過去ページへ直接アクセスできるように

AI要約

Internet ArchiveがGoogle検索にWayback Machineアーカイブへのリンクを追加したことを発表。

ユーザーは検索結果ページから直接以前の状態のWebページを閲覧可能になる。

これにより、過去の情報へのアクセスが容易になり、過去のバージョンを確認できるようになった。

「Google 検索」に「Wayback Machine」リンク、過去ページへ直接アクセスできるように

 インターネット資料の収集・保全を行っている団体Internet Archiveは9月11日(米国時間)、「Google 検索」に「Wayback Machine」アーカイブへのリンクを追加したと発表した。検索結果から直接、以前の状態のWebページを閲覧できるようになる。

 Internet Archiveは「あらゆる知識への普遍的なアクセス」を提供することを使命とする団体。公開されているWebページのスナップショットを収集・記録して過去を遡れるようにする「Wayback Machine」は、その代表的な運営サービスだ。

 今回の提携により、「Google」の検索結果ページにある[…]リンクをクリックしてソースパネルを開き、[このページの詳細]リンクを開くと、ページ下部から「Wayback Machine」のアーカイブを閲覧できるようになった。つまり、「Google 検索」から検索結果の過去へ直接アクセスできる。

 かつての「Google 検索」は、検索結果ページにキャッシュへのリンクが含まれており、クローラーが収集したキャッシュを閲覧することができた。この機能はサーバーの応答が悪い、ページが消失して読めない、過去のバージョンを閲覧したいといった場合に便利だったが、今年初めごろから利用できなくなっている。

 今回、「Google 検索」から「Wayback Machine」へ直接アクセスできるようになったことにより、この不便は解消されるだろう。このリンクで閲覧できるのは「Wayback Machine」で収集された最新のアーカイブだけのようだが、公式のWebブラウザー拡張機能などを利用すればもっと昔の状態へも簡単に遡れる。