アトレ亀戸、9月12日リニューアルオープン ビル接合増床で「食」も充実

AI要約

9月12日に増床リニューアルオープンする「アトレ亀戸」。全体で121店舗になり、食や雑貨、サービスなどのフロアが用意されている。

1階は食のフロアに改装され、女性客やバス利用客に向けた店舗が揃う。関東初出店の「カフェ 山と海と太陽」では静岡のわさびバーガーや自家製レモネードソーダが楽しめる。

他にも各階には雑貨店やアパレル店、銀行、郵便局、クリニックなどが入る。全体的に利便性が高まる構成となっている。

アトレ亀戸、9月12日リニューアルオープン ビル接合増床で「食」も充実

「アトレ亀戸」が9月12日に増床リニューアルオープンする。29のリニューアル店舗を含む49店舗がオープンし、全体で121店舗になる。

アトレ亀戸は、JRおよび東武亀戸線の亀戸駅に直結する商業施設。従来のアトレ亀戸に隣接する「旧LIV亀戸」を増築した上で接続した建物となる。

既存のアトレ本館は地下1階~6階、増築棟は1階~8階。そのうち1階~6階のすべてで接続を行なうことで、館全体の回遊性を高めた。同時に、バスロータリーのある駅前広場側をメインエントランスにしてバス利用客が入りやすいレイアウトにした。

■ 1階は全面改装して食のフロアに

1階はこれまで化粧品売り場などが占めていたが、同店で唯一全面改装し、食品や飲食店をメインとするフロアに変更した。これまで亀戸エリアに欠落していた「女性客が1人でも入りやすく、クイックに食事ができる店舗」も揃えたという。また、同じくエリアに少なかったという手土産のショップも充実させた。

中でも「カフェ 山と海と太陽」が関東初出店となっている。営業時間は8時~21時。同店は「モスバーガー」を展開するモスフードサービスのファストフード店で、アスティ静岡店についで第2号店となる。

短時間でパティが仕上がるスチームオーブンを導入するなど、提供が急がれる駅前店ならではの設備を使用している。店内は山小屋をイメージした内装を採用。Wi-Fiが使用できるほか、長テーブルの席と一部のテーブル席には電源が設けられている。

メニューはいずれもモスバーガーとは異なる独自のもので、伊豆天城のわさびを使った「静岡のわさびバーガー」などを取りそろえる。また「自家製レモネードソーダ」のほか、ソフトクリーム類のスイーツも用意する。

静岡のわさびバーガーと自家製レモネードソーダを試食した。バーガーはわさびの風味が爽やかでパティにもよく合っている印象。さほど辛味は無く食べやすい。レモネードソーダはハチミツが使われており、程よい甘さでこちらも美味しかった。

1階には19のショップが入る。バスロータリー側の入り口付近にはベーカリーやコーヒーショップを配置し、バスの待ち時間にテイクアウトするといった利用も見込んでいる。

なお1階では、「一風堂」(ラーメン)、「カフェ 山と海と太陽」、「ぎんざ空也 空いろ」(和菓子)の3店舗がアトレ初出店となっている。

そのほか、1階の店舗の一部を掲載する。

■ 銀行や郵便局も

2階は雑貨、コスメ、アパレルのフロア。6店舗が入り「AKOMEYA TOKYO」がアトレ初出店となる。同店は日本食の食材や調理器具などを取りそろえており、その場で精米するコメの量り売りも行なっている。

3階と4階は雑貨、アパレルのフロアでレディスファッションのショップを中心に据える。また「ダイソー」(3階)や「3COINS+plus」(4階)など低価格雑貨の店舗も入っている。

5階はサービスのフロアで、「三井住友銀行」と「亀戸駅前郵便局」が新たにオープンする。駅直結の建物に銀行や郵便局が入ることで利便性がかなり高まるのではないかとしている。

同じく5階の「有隣堂」(書籍、文具)は、4月にリニューアルしておりコミック売り場が拡大した。

6階には「かっぱ寿司」(回転寿司)が新オープンするほか、7階と8階にはクリニックも入る。