日本のiPhone 16シリーズの価格は世界と比べて安い? 高い?

AI要約

iPhone 16シリーズの各国価格比較を行った結果、日本の価格は世界で3番目に安いことがわかった。

日本と他国の価格差、実質為替レートの影響、アメリカが最も安い価格であることなどが報告されている。

Nukeniは様々なiPhoneモデルの価格も調査しており、日本の価格は2〜4位の安さで据え置かれていることが分析されている。

日本のiPhone 16シリーズの価格は世界と比べて安い? 高い?

 Apple製品の海外価格比較を公開しているNukeniは、9月10日(日本時間)に発表されたiPhone 16シリーズについて各国の価格を調査した。それによると、iPhone 16 128GBの日本の価格は世界で3番目に安いという。

 調査は日本時間の9月10日に行い、Appleがオンラインで直販を行っている39カ国のオンラインストアでSIMフリー版のiPhone 16 128GBの税込発売価格を調べ、午前4時現在の為替レートで日本円に変換した金額で比較した。アメリカとカナダについては購入場所によって税率が異なるため、最低税率地域と最高税率地域の2つの価格を使用した。

 最も安い国は、アメリカの最低税率地域で11万8435円、次いで2位は中国の12万476円、3位が日本で12万4800円。

 反対に最も高い国はトルコの27万2700円、2位はブラジルで19万9624円、3位はハンガリーで15万8990円。

 NukeniではiPhone 16 128GB以外のiPhone 16シリーズの価格も調査しており、モデルによって多少順位の変動があるが、日本の販売価格は世界で2~4位の安さとなっている。

 iPhone 16シリーズにおける日本やアメリカでの販売価格は、iPhone 15の同等機種が発売された当初価格から据え置かれている。Nukeniは「これまで日本で発売されたiPhoneに適用されてきた実質為替レートを計算すると、1ドル143円のレートなら値下げがあってもおかしくない状況であったが、値下げされなかった」と指摘。「iPhone 14、iPhone 15と2世代に渡ってAppleが為替コストを負担してきた経緯を考えると、すぐに値下げとならないのも致し方ない」と分析している。

 また、iPhone 12シリーズ以降で、日本発売のiPhoneとアメリカで発売されたiPhoneの価格から実質為替レートを算出。市場レートと比較した表も公開した。

 同社は、SIMフリー版iPhone 16の世界の価格ランキングをWebページにまとめている。4時間おきに為替レートが変わるため、順位は変動する可能性があるが、iPhone 16シリーズの価格はアメリカが一番安くなっている。