「nginx」プロジェクトが「GitHub」へ正式に移行 ~HTTP/リバースプロキシサーバー

AI要約

 「nginx」プロジェクトが「GitHub」へ正式に移行したとの発表があった。今後はソースコードやイシュー管理、コミュニケーションが「GitHub」で行われることになる。

 「nginx」はオープンソースのWebサーバーシステムで、先発の「Apache HTTP Server」を凌ぐシェアを持つ。移行によりリポジトリやコミュニティサポートが変更されるが、メールリスト経由のサポートは2024年12月31日まで継続される。

 移行後は「hg.nginx.org/nginx」から「github.com/nginx/nginx」へソースコードが移行し、「trac.nginx.org」から「GitHub issues」へプロジェクト管理が変更される。コミュニケーションも「nginx」メールリストから「GitHub discussions」へと変わる。

「nginx」プロジェクトが「GitHub」へ正式に移行 ~HTTP/リバースプロキシサーバー

 「nginx」プロジェクトが「GitHub」へ正式に移行したとのこと。公式サイトで9月6日、公表された。

 「nginx」(エンジンエックス)は、クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム。米F5 Networks傘下のプロジェクトで、先発である「Apache HTTP Server」を凌ぐシェアをもつ(Netcraft、2024年8月調べ)。

 「nginx」のソースコードはこれまで「hg.nginx.org/nginx」(Mercurial)で管理されていたが、今後は「github.com/nginx/nginx」(Git)がメインのリポジトリとなる。イシュー(改善点や不具合)の管理や議論も、これからは「GitHub」で行われることになる。

・ソースコード:「hg.nginx.org/nginx」→「github.com/nginx/nginx」

・プロジェクト管理:「trac.nginx.org」→「GitHub issues」

・コミュニケーション:「nginx」メールリスト→「GitHub discussions」

 ただし、2024年12月31日まではメールリストを通じたコミュニティサポートとパッチの受け入れも継続するとのこと。