[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ Eクラス(下沢智文さん)by ingraph 前編
下沢さんのメルセデスベンツ『Eクラス』にはフロント4ウェイ+リアサブウーファーで5ウェイのカーオーディオシステムが構築されている。
オーナーは青森県のingraphのデモカーにインスパイアを受け、イートンのスピーカーを使用したフロント4ウェイシステムをセットアップした。
イートンCORE-S3とCORE80を用いた特殊なセットアップやユニットの愛車への取り込み過程も紹介されている。
フロント4ウェイ+リアにサブウーファーを加えて5ウェイのシステムを組んだ下沢さんのメルセデスベンツ『Eクラス』。製作ショップである青森県のingraphのデモカーに影響を受けてイートンのスピーカー群をフロント4ウェイでセットアップした。
近年ますますまマルチウェイ化が進むカーオーディオの世界。オーディオコンペなどに出場する車両はフロント3ウェイでは飽き足りず、4ウェイさらには5ウェイとシステムのヘビー化が進んでいる。
そんな中、フロント4ウェイ(+フロントサブウーファーによる5ウェイ)を完成させたのがこのメルセデスEクラスだ。オーナーの下沢さんが興味を持ったきっかけはインストールをオーダーしているプロショップである青森県のイングラフのデモカーだった。当時のデモカーはフロント4ウェイに加えて、足もと前方のメルセデスの純正位置にサブウーファーをビルトイン取り付けする5ウェイを構築。その音に惚れ込んだオーナーがデモカーと同じユニットを愛車に取り入れたいと思ったのが発端だった。
イートンCORE-S3に加えてミッドレンジであるCORE80を追加したスタイルが独特だ。Aピラーとドア上部に同じミッドレンジを2個用いる手法はどんな効果を狙ってのものなのだろう? 素朴な疑問をイングラフの代表である木村さんにぶつけてみた。すると、
「ふたつのミッドレンジは実は同帯域を鳴らしています。ひとつのミッドレンジの取り付け場所をドア上部にできるので中域の広がり感をさらに良くすることを狙いました」
というのが理由だ。単なる帯域分割では無く、入念な計算の元、取り付け&調整されているスピーカーシステムであることがわかった。
ところで、フロント4ウェイに用いられているのは3ウェイセパレートモデルであるイートンCORE-S3+80mmミッドレンジであるCORE80、さらにイートンのメルセデス用のトレードインウーファーであるUG-MB-195R(足もと前方に設置)。