イーロン・マスク氏、「Xアルゴリズム」明かす 「最も強力な指標のひとつは...」
イーロン・マスク氏が2024年9月2日にXの投稿アルゴリズムに関して明かした内容を要約すると、ユーザーの行動に基づいてコンテンツを推定するという仕組みや、友人への投稿の転送が重要な指標であること、そして有害な投稿を避けるためには気に入った投稿を共有することが効果的であるというポイントが挙げられる。
マスク氏は、アルゴリズムがまだ完璧でないことや投稿の共有が気に入りかどうかを示す指標となること、友人との交流を通じて有害な投稿を識別する重要性などを説明している。
また、ユーザーからのコメントやエピソードを引用しつつ、気に入らない投稿を無視することの重要性や、友人間での有害な投稿の共有による影響についても言及している。
Xのオーナーとしても知られる米実業家イーロン・マスク氏が2024年9月2日、Xで表示される投稿に関するアルゴリズムについて、「最も強力な指標のひとつ」を明かした。
■「気に入らないポストは無視しろ、ということね」
マスク氏はXで、「Xアルゴリズムは、あなたがコンテンツとやり取りすると、そのコンテンツをさらに見たがるものと推定する」と投稿し、詳細を下記のように説明した。
「最も強力な指標のひとつは、Xの投稿を友人に転送した（forward）場合、転送には手間がかかるため、あなたがそのコンテンツをとても気に入っているとみなすことだ」
続けて、「残念ながら、あなたがそのコンテンツを友人に転送した実際の理由が、そのコンテンツに憤慨したからだとしても、今のところ我々はそれに気が付くほど賢くはない」とも述べた。リポストや引用リポストを念頭に置いているとみられる。
さらにマスク氏は、あるユーザーが「フィードが有害にならないように、かわいい子犬の素敵な投稿を定期的に友達や家族に共有しましょう」とコメントした投稿を引用リポスト。マスク氏は「そうだね」と応じたうえ、下記のようなエピソードを明かした。
「ちょうど友達数人と一緒にいたのですが、彼らは最近フィードがさらに有害になっていると言っていた。結局、彼らは有毒な投稿の例をお互いにシェアしていたことが分かり、それがアルゴリズムに有毒な投稿を好んでいると考えさせていた」
投稿を受けてXでは、「気に入らないポストは無視しろ、ということね」「最近は特に顕著だと思う」といった声が上がっている。
