ランニングシューズだけどグイグイ歩ける。マサイ族の歩行を参考にした技術を搭載

AI要約

MBT(エム・ビー・ティー)からリリースされたランニングシューズ「M-3000 LACE UP M(エム3000 レイスアップ)」は、身体のゆがみをリセットし、足の裏の負担を軽減する驚くべき機能性シューズです。

マサイ族が裸足で歩く動きを再現した技術を応用したMBTのシューズは、足にやさしく健康的なフットウエアであり、体幹を整える効果も期待できます。

アクティブソールレベル3を持つランニングモデルは足裏の竹踏み的な感覚を提供し、運動時にも足の負担を軽減してくれる快適な履き心地を実現しています。

ランニングシューズだけどグイグイ歩ける。マサイ族の歩行を参考にした技術を搭載

履いて歩くだけで体幹バランスを整えてくれる、驚くべき機能性シューズをピックしました。

ボクがピックしたのは、スイス発のシューズブランドMBT(エム・ビー・ティー)からリリースされた、本格的ランニングシューズ「M-3000 LACE UP M(エム3000 レイスアップ)」です。

MBTは日本でもかねてより注目されている、まさに機能性シューズのパイオニア的ブランド。丸太のようなソールが、身体のゆがみをリセットし、足の裏にかかる負担軽減や、日常ではあまり使わない筋肉の働きを促すというもの。足の専門家も認めた、足にやさしくも健康的なフットウエアなんです。

これは、アフリカのマサイ族が美しい姿勢と抜群の運動能力で有名なことに注目し、彼らの秘訣は「自然の柔らかく凸凹した、地面を裸足で歩くこと」 だそう。そんなマサイ族が裸足で歩く動きを再現した技術を、MBTでは用いているとのこと。ちなみに、MBTはMasai Barefoot Technology(マサイの裸足の技術)の略。

そんなMBTから、このたび本格派ランニングモデルがリリースしたんです。ランニングモデルとはいえ、アクティブソールレベルと呼ばれる、不安定な地面の上を再現したレベルは3で、ブランドのなかでもいちばんキツいヤツなんだそう。ということで、まずは実際に足を入れて、まるまる1日履いてみました。

履いてみると、足裏の中心部、土踏まずのあたりに竹踏み的なアタリを感じて、真っ直ぐに立つにはちょっと不安定。慣れるまで少し時間がかかりました。ただ、いつも以上に早く歩けます。

小走りでも何の問題もなく、むしろ特徴的なソールのかかと部分がまるまっているカーブ形状なので、とても走りやすいんです。

特徴は、アッパーから迫り出すほど幅広なアウトソール。コレが意外にもクッション性があり、かなり柔らかいので、おもった以上に歩行時、ランニング時において足の負担を軽減してくれています。だから、移動中はそこまで不安定さを感じませんし、むしろ安定して移動が可能。さらに、高いヒールカウンターでホールド性も高く、グイグイ歩けちゃいますね。

アッパーには、メッシュ素材が使用されているので通気性もかなり良く、インソールもOrtholite(オーソライト)を使用し、優れた通気性とクッション性があり、オープンセル構造による通気性もあるので、長く着用していてもほとんどムレません。暑い日でも風を通すので、かなり快適。

一日中着用して動いた後、次の日の朝には思わぬ足の筋肉痛も。いかにいままで使われていなかった筋肉に、刺激を与えてくれているのかを体感できました。このMBTなら、体幹を鍛え、強制的に良い姿勢を保とうとするので最適かと。

ちなみに、電車などの不安定なシーンでの着用はかなり鍛えられますが、ただ、慣れていないと転倒の恐れもあるので、あしからず。

Photo: カネコヒデシ