【中林美和&kanon母娘インタビュー】「本当仲がいい!」と話題の親子の仲良しの秘訣とお互いへの思い

AI要約

2024年、「SOMETHING」が45周年を迎え、中林美和さんと長女kanonさん母娘がアンバサダーとして起用され、デニムの魅力を共に伝える。

今回のコラボレーションアイテム『SOMETHING×mk』が発表され、母娘の特別な関係が明らかに。

中林さんとkanonさん母娘の独占インタビューでは、お互いの存在について誇りを語り合う。

【中林美和&kanon母娘インタビュー】「本当仲がいい!」と話題の親子の仲良しの秘訣とお互いへの思い

2024年、「SOMETHING」が45周年を迎え、45周年のアンバサダーとして「SOMETHING」のデビュー年でもある1979年生まれの中林美和さんと、長女kanonさん母娘を起用し、母から娘に受け継がれるブランドとしてデニムの魅力を届けています。

今回、中林さん、kanonさん母娘とコラボレーションした『SOMETHING×mk』が登場。お二人の〝好き〟がつまったラインナップとなっています。

8月8日には発売記念発表会にて母娘のトークライブも開催。デニムへの愛やファッションに関するさまざまなお話で盛り上がりました。今回Domaniでは中林さんとkanonさん母娘に独占インタビュー。母として、娘としてお互いの存在についてお話しいただきました。

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──デニムはおふたりにとってどんな存在ですか?

中林さん(以下、中林/敬称略):デニムはどんなものかと考えるものではなく、自分の一番そばにあるもの。本当にいつもそばに寄り添ってくれているものなんです。テンションが上がらない日もありますが、そんなコンディションのときでもデニムをまとえば、自分が気合が入る。私にとってはなくてはならない、いちばん着る洋服です。

kanonさん:(以下、kanon/敬称略):デニムはいろいろなコーディネートを楽しむアイテム。今まではスニーカーと合わせることが多かったけれど、最近はヒールを合わせてちょっと大人っぽいエレガントさのあるコーディネートを楽しんだりも。おしゃれのバリエーションがすごく広がるアイテムだなと思います。

──お二人でシェアをすることもありますか

中林:残念ながらサイズが…(笑)。kanonが細すぎてボトムはシェアできないんです。

kanon:でもでも! デニムジャケットとかシェアするよね。

中林:そうだね。ボトムもできるものならしたいんですができないので、トップスはシェアしています。私が着ようと思ったら「kanonが着ていってる!やられた!」なんてことはしょっちゅうです(笑)。でも、kanonは新しい服ももちろん買うけれど、私のものも大事にしてくれます。世代的にそういうことに重きを置いてくれているのか、おばあちゃんからもらったものも大事に愛用し続けています。

──ファッションアイテム貸し借りについてはSNSでkanonさんが発信されていましたね

kanon:美術館に行くときにバッグを勝手に持っていったときですね(笑)。

中林:私自身、買った服やバッグなどはいずれ娘たちに譲るんだろうなと思っているので、それも念頭に置いて買い物しています。

◆秘密のない母と娘。「自分のことをとにかく話す」

──おふたりは本当に仲がいいですが、仲良しの秘訣や心掛けてることはありますか

中林:とにかくよく話しています。

kanon:たくさん話す時間がないときも、ちょっとしたコミュニケーションを大事にしています。宿題が多くなかった頃は、一緒にお料理をしたり自然に話ができる環境を母が作ってくれていました。「今日こういうことがあったよ」「テストの点数こうだったよ」とか恋愛の話、たわいもないことなどとにかく全部話しています。

中林:昔はお料理している時間がそういう時間でしたね。

kanon:今は送り迎えしてくれる時間がそうだよね。

中林:そうだね。どこかに行くときの送り迎えもそうですし、時間がないときは一緒にお風呂に入ることもあります。旅行に行ったときも話ができる時間ですね。どうしてそんなに仲がいいのってよく言われるんですが、私はkanonに自分のことをとにかく話すようにしているんです。「kanon、聞いて~」と話しかけて、いろいろなことを話します

kanon:「そこまではいいよ!これを娘に話す?」ということまで話してくれます(笑)。

中林:逆も然りです。

kanon:母に言えないことをするのは嫌なんです。どんなことであっても母に報告します。

中林:でもちょっと驚くような話のときは「kanon、私一応ママなんだよ?」って(笑)。それは聞きたくなかったかも…ということもつぶさに話してくれますね。

──ということは、ほぼ隠し事は…

中林・kanon:(2人声を揃えて)ないですね

kanon:全部話しちゃいます。

中林:話さなくてもバレちゃいます。そういうときは「ママ最近さ~」って指摘されますね。

kanon:私もバレちゃいます。

中林:女同士だから楽しくて、家族だけど気の合う同居人みたいな存在でもあるかもしれません。

kanon:私にとってはお姉ちゃんみたいでもあり、友達みたいでもある存在です。

中林:ときには話を聞いてほしくてkanonの帰りを待ち侘びることも。早く帰ってこないかなって。

kanon: 私もそうじゃない? 帰ってきて手を洗いに行こうとしているところについていって「ママ聞いて~」っていうことが多々あります。

中林:確かに。私がリビングに戻るとリビングまで着いてきてまた喋ってるね。喧嘩をすることもありません。

──例えば、喧嘩するとしたらどんなことが?

kanon:喧嘩じゃないですが、門限に関してはとても厳しくて、高校生の時は19時が門限でした。何かペナルティがあると、どんどん門限が早くなります(笑)。

中林: 18時とかね(笑)。

kanon:高3のころは門限に間に合うように走って帰っていました。何か予定があるときは「今日はこういう予定があるので遅くなります」と伝えて許可をもらっていました。

中林:遅くなるっていう日は、迎えにいっちゃう(笑)。当時は結構厳しくしていました。

kanon:門限以外は怒られたことがなくて、喧嘩もしないです。

中林:喧嘩は記憶にないし、kanonに対してイライラすることもほとんどありません。20歳をすぎた今、門限はありませんが、誰とどこに行くかをkanonからシェアしてくれますし、夜ご飯のいるいらないも連絡してくれます。kanonから「〇〇と渋谷にいる」と連絡があったときに「ママも渋谷にいるけど(車に)乗ってく? 迎えに行こうか?」なんてやりとりもよくあります。でも「大丈夫」ってバッサリされることもしばしばです(笑)

◆「娘たちは誇らしく、私を助けてくれる天使のような子たち」

おふたりが全く無理をしている感じがなく、インタビューをしていても自然にその関係が築けていることがうかがえる素敵な関係。何か秘訣があるのか聞いてみると──

中林:ひとつ言えるとしたら、娘のことをすごく褒めているし、かわいいとか大好きときちんと口にして伝えるようにしているということ。

kanon:褒められて伸びるタイプなので、あまり褒められてないなと思ったら「ママ褒めてよー」って言ってます(笑)。そうすると、本当にいろいろなことを褒めてくれるんです。

中林:kanonの気持ちを盛り上げられるようにしていますね。

──この夏から海外留学をするkanonさん。中林さんは寂しくてたまらないのではないでしょうか

中林:そうなんです。

kanon:私より母が辛いと思います。

中林:いつでも(留学先に)行ける準備をして、日本で過ごすつもりです。

kanon:引っ越しの際も一緒に来ます(笑)。4人兄妹なんですが、すでにほかの兄弟は家を出ているので、私が最後の1人なんです。

中林:今はkanonと2人暮らしですが、娘たちが20歳をすぎて改めて感じるのは、大変な時期は本当に一瞬だったということ。今では抱っこもできないし、ぎゅーっとしたい!と思ってもできない。だからこういうことができるのは、すごく愛おしくてかけがいのない時間だったと心の底から思います。だからお子さんが小さい方は、今のうちにできるだけたくさんのスキンシップをしてほしいです。

kanon:でもママ、今もやるじゃん(笑)。

中林:(笑)。娘に自分のことを丸っと見せていることがいい関係を築けている理由かもしれません。

──最後に、お互いの存在のここが誇らしいというところを教えてください。

kanon:相談をするとどんなことに対しても客観的な意見をくれるところ。最終的には絶対的に私の味方でいてくれるのですが、客観視して「相手はこう思ってるんじゃない」とか「kanonはこういうふうに考えすぎだよ」と的確なアドバイスをくれるからすごく頼りになります。

中林:(照れながら)ありがとうございます。

kanon:こちらこそありがとうございます。

中林:kanonはすごくまっすぐで、ブレない芯のある子です。私が育てたんじゃないかと思うくらい、強くてすごく素敵な人だと思います。

──小さい頃から、芯のあるお子さんでしたか

中林:小さい時からそうでしたね。

kanon:負けず嫌いなんです。

中林:親バカですが本当にいい子でびっくりするほど。天使のような子たちです。

そう話す中林さんの目には大粒の涙が。そしてその思いがkanonさんにも伝わり、目を潤ませるひと幕も。そんな中林さんに、お子さんたちが成人し、20歳まで育て上げた自分のことを頑張ったと思うか尋ねてみると───

中林:すごく頑張ったと思います。私を助けてくれる存在として神様が素敵な娘たちを授けてくれたと思っていますが、私自身本当によく頑張ったし、2人を見ていると頑張ってよかったなと心から思います。苦しくて辛い時期もあったけれど、ひとつもムダじゃなかったんだって。