「Google Chrome」にセキュリティアップデート ~「V8」「Skia」に4件の脆弱性

AI要約

Google Chromeの安定チャネルがアップデートされ、4件の脆弱性が対処された。

脆弱性の詳細や対処状況、深刻度が報告されており、悪用の報告はない。

ユーザーは設定画面から手動でアップデートを行い、再起動が必要。

「Google Chrome」にセキュリティアップデート ~「V8」「Skia」に4件の脆弱性

 米Googleは8月28日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv128.0.6613.113/.114が、Linux環境にはv128.0.6613.113が順次展開される。

 本バージョンは、4件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート。以下の問題が対処されている。

・CVE-2024-7969:Type Confusion in V8

・CVE-2024-8193:Heap buffer overflow in Skia

・CVE-2024-8194:Type Confusion in V8

・CVE-2024-8198:Heap buffer overflow in Skia

 深刻度はいずれも4段階中上から2番目の「High」と評価されている。悪用の報告はまだないようだ。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。