記名式Suica・PASMOカード、9月1日から販売再開

AI要約

JR東日本、PASMO協議会、東京臨海高速鉄道がSuicaとPASMOの再開を発表

半導体供給が回復したため、24年9月1日から再販を開始

SuicaとPASMOが約1年1カ月ぶりに再販、一部エリアで記名式のみの販売に変更

記名式Suica・PASMOカード、9月1日から販売再開

 東日本旅客鉄道(JR東日本)とPASMO協議会、東京臨海高速鉄道は、2023年8月2日から一時発売を中止していた記名式「Suica/りんかいSuica(以下、Suica)」と「PASMO」カードについて、半導体の供給が回復し、今後も継続して供給できる見込みがたったため、24年9月1日から販売を再開する。

●対象カードの発売中止期間は約1年1カ月

 世界的な半導体不足の影響により、交通系ICカードメーカーにおいて必要なICチップの入手が困難となっている状況を受け、23年6月8日から発売を一時中止している無記名のSuica・PASMOカードは、引き続き発売を中止する。また、「モノレールSuica」は記名式、無記名式ともに発売を中止する。

 現在も販売を継続している小児用カード、障がい者用カードの新規発売、カード障害や紛失時の再発行サービスは今後も継続する。ただし、23年3月16日・5月27日から新たにSuicaサービスとなったため、無記名式の「Suica」カードの新規発売を継続していた青森・盛岡・秋田エリアと山形県のエリアでは、9月1日以降、他のSuicaサービスエリア同様、無記名式の「Suica」カードの発売を中止し、記名式の「Suica」カードのみの発売に変更する。

 

 こうした措置は「カード」に限ったもので、スマートフォン向け「モバイルSuica」や「モバイルPASMO」のサービス内容にずっと変更はない。約1年1カ月ぶりに記名式「」発売再開するものの、この機にiPhone/Apple Watch、Androidスマートフォン、対応ウェアラブルデバイスで使えるモバイルサービスへの切り替えを検討して欲しいと呼びかけている。