「Google Meet」の通話モードに新機能--UI刷新、絵文字リアクションなど

AI要約

Google Meetには新機能が追加される予定で、ユーザーインターフェースの刷新や絵文字によるリアクション、画面共有機能の拡張などが行われる

ビデオ会議アプリ「Google Meet」には人工知能(AI)を利用した新機能が続々と追加され、通話の体験がさらに充実する見込みだ

Google Meetのアップデートで、通話中のリアルタイムチャットや絵文字によるリアクション、音声のみのモードなどが提供され、ユーザーの利便性を高めることが目指されている

「Google Meet」の通話モードに新機能--UI刷新、絵文字リアクションなど

 ビデオ会議アプリ「Google Meet」に会議の要約や人の代わりにメモをとってくれるといった、人工知能(AI)を利用した新機能が加わるとの発表からまだ数日だが、Googleは早くも同アプリの通話モードにさらに複数の機能を加えようとしている。

 その1つ目はユーザーインターフェース(UI)の刷新だ。Googleによると、現在のモバイル版アプリに似たインターフェースになり、「自動字幕起こし」(70以上の言語に対応)などの先進的な機能へのアクセスがさらに容易になるという。また、通話の発信や受信、さらにはあとで通話をする際のスケジュール設定もさらに簡単になる。

 Googleの発表によると、通話の最中には「大きな声で話せない時」でもリンクやコメントを共有できる新しいリアルタイムチャットが表示されるほか、背景、フィルター、エフェクトなどをビデオタイルに追加できるので、新しい楽しみ方が可能になる。これらのエフェクトには服装やアクセサリーもあり、重ねて同時に表示することができると、Googleでは説明している。

 また、通話に絵文字によるリアクションを入れることも可能になる。この機能を使うと、コメントへの賛同、称賛、拍手、笑いなどの反応を、絵文字で示すことができる。なお、この機能で用いる絵文字には、さまざまな肌の色のタイプが用意されている。

 ビデオ通話といえば、共有や相手との情報交換が主な目的だ。そのため、Googleは画面共有機能を「iOS」版と「Android」版の両アプリに展開することにした。これにより、写真や動画、さらにはプレゼンテーションのファイルを1本丸ごと送りたい時でも、通話の参加者全員と共有できるようになる。

 外出先から通話に参加する場合には、歩いている時や車に乗っている時の使用を念頭に置いた、音声のみの新たなモードが用意されていて、押しやすい大きなボタンが表示される。また、タブレットからスマートフォンへと通話を転送する必要が生じた場合も、会話を途切れさせることなく簡単にデバイス間を移動できる。これは、以前は会議モードでしか利用できなかった機能だ。

 Googleによると、こうした更新は今後数カ月かけて徐々に展開されるとのことだ。これらの新機能を活用するには、通話に参加する人全員が、Google Meetアプリを最新版にアップデートする必要がある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。