PDF編集機能を強化した「ChromeOS 127」が安定版に ~読み上げ不能要素もAIでカバー

AI要約

Googleは「ChromeOS M127」を発表し、PDF機能の改善が主な特徴です。

新機能にはPDFドキュメントの編集やOCR AIリーダーによるアクセシビリティの向上が含まれています。

その他、ビデオ会議の拡充やBluetoothヘッドセットの通話コントロールなどの改善も行われています。

PDF編集機能を強化した「ChromeOS 127」が安定版に ~読み上げ不能要素もAIでカバー

 米Googleは8月15日(日本時間)、「ChromeOS M127」を発表した。「ChromeOS M127」ではPDF機能を中心に、多くの新機能や改善が行われている。

 本バージョンでは組み込みアプリ「ギャラリー」で、PDFドキュメントに含まれるページを削除したり、順番を入れ替えたりできるようになった。

 また、バックグラウンドでOCR AIリーダーを起動し、スクリーンリーダーで読み取れない要素をテキストとして認識・抽出し、スクリーンリーダーで読み上げられるようになっているとのこと。視覚にハンデを抱えたユーザーでもアクセスできる要素が増え、アクセシビリティが改善される。

■ そのほかの改善

 そのほかにも、「ChromeOS M127」には以下の改善が含まれている。ただし、一部機能は段階的にロールアウトされる。すぐには利用できないことがあるので注意したい。

・ChromeOS ビデオ会議のダウンロードコンテンツ(DLC)拡充:ノイズ キャンセル、ライブ キャプション、リライティング、ぼかしのステータス インジケーターなどを追加

・Bluetoothヘッドセットの通話コントロールボタン:互換デバイスで通話の応答、拒否、終了、マイクのミュートなどが可能に

・ファームウェア更新アプリの改善:周辺機器の取り外しと再接続など、更新中にユーザー操作を必要とする周辺機器の更新をサポートするように

・音声読み上げモードの改善:「Read Aloud」によりテキスト音声の読み上げが高品質に

・「Google Classroom」のカレンダーウィジェット統合:ホーム画面からワンクリックでカレンダーウィジェットを追加し、今後の課題をすばやく確認

 「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。