「Raspberry Pi Pico 2」がリリース--「RP2350」マイクロプロセッサー搭載

AI要約

「Raspberry Pi Pico 2」が発売され、強化された性能を持つ。新たにRP2350マイクロプロセッサーを搭載している。

新製品の仕様には、CPUやメモリーの拡張、GPIOピン数の増加、様々なインターフェースやペリフェラルが装備されている。

価格は5ドルで、2040年1月までの生産継続が約束され、16年間のライフサイクルがある。

「Raspberry Pi Pico 2」がリリース--「RP2350」マイクロプロセッサー搭載

 「Raspberry Pi Pico」のパフォーマンスが強化され「Raspberry Pi Pico 2」としてリリースされた。「RP2350」マイクロプロセッサーを搭載する。

Raspberry Pi Pico 2の仕様

CPU:150MHzのデュアル「Arm Cortex-M33」またはデュアル「RISC-V Hazard3」プロセッサー

メモリー:520 KBオンチップSRAM、4 MBオンボードQSPIフラッシュ

インターフェース:26本の多目的GPIOピン(ADCとして利用可能な4本を含む)

ペリフェラル:

2 ×UART 

2 ×SPIコントローラー

2 ×I2Cコントローラー 

24 × PWMチャネル

1 × USB 1.1コントローラー およびPHY(ホストおよびデバイスに対応)

12 × PIOステートマシン

入力:1.8~5.5V DC

動作温度:-20度~+85度

生産寿命:少なくとも2040年1月まで生産継続を予定

 RP2350は、全く新しいマイクロプロセッサーとして非常に強力な機能を搭載し、150MHzのデュアルArm Cortex-M33コアおよび150MHzのデュアル32ビットRISC-V Hazard3コアを含む。そのため、RP2350は、ArmとRISC-Vのプロセッサーアーキテクチャーをサポートする。

 520 KBのオンチップSRAMを装備するが、同チップはセキュリティを考慮して開発され、Cortex-M向けに「Arm TrustZone」を使用する。

 ほかにPico 2に搭載されるものとしては、4MBのeMMCフラッシュ、電源供給とプログラミング用のマイクロUSBポート、初代Picoと同じGPIOヘッダーがある。

 Raspberry Pi Pico 2は、単体でも480個単位でも発注可能。供給期間は大きな問題とならないだろう。同モデルの生産は2040年1月まで継続することが約束されているため、最低でも16年間のライフサイクルがある。

 価格は、税・送料抜きで5ドル。初代Picoと比べて1ドル値上げされている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。