新種の生物が「ランマ」を名付けた理由とは?「まじでーーー!!?」「留美子先生公認なんだ」と反響【らんま1/2】

AI要約

北海道大学大学院理学院修士課程の松島吉伸さんと同大学大学院理学研究院講師の角井敬知さんの研究グループは、水族館の水槽で発見されたタナイス目甲殻類が新種であることを発表しました。

また、同グループは新種の学名を「アプセウデス ランマ(和名:ランマアプセウデス)」として報告。水をかぶると女性になってしまう高校生・早乙女乱馬を描いた、高橋留美子さんの人気マンガ『らんま1/2』にちなんでいます。

今回の発表を受け、SNS上では「留美子先生公認なんだww」「たしかにピッタリな名付け」「『まじでーーー!!?』って声出た!」など、たくさんの反響が寄せられました

新種の生物が「ランマ」を名付けた理由とは?「まじでーーー!!?」「留美子先生公認なんだ」と反響【らんま1/2】

北海道大学大学院理学院修士課程の松島吉伸さんと同大学大学院理学研究院講師の角井敬知さんの研究グループは、水族館の水槽で発見されたタナイス目甲殻類が新種であることを発表しました。

また、同グループは新種の学名を「アプセウデス ランマ(和名:ランマアプセウデス)」として報告。水をかぶると女性になってしまう高校生・早乙女乱馬を描いた、高橋留美子さんの人気マンガ『らんま1/2』にちなんでいます。

『うみうし通信』第84号の角井さんの記事によると、タナイスは水生甲殻類の一つで、フクロエビ上目タナイス目に含まれる動物のこと。エビのような見た目をしていますが、「メスが体の腹側に卵・子どもを抱く袋を持つ」という違いがあります。

プレスリリースによると今回報告された新種は、名古屋水族館の水槽内で発見したものです。

種名はこれまで確定されていませんでしたが、既知の種のいずれにも該当しない特徴を有することが明らかになったため、新種「アプセウデス ランマ」として報告されました。

同種が雌雄同体であることから「本来は男性ながら女性にもなりうる『早乙女乱馬』を想起」し、作者の高橋さんの許可を得た上で、ちなんだ種名にしたようです。

さらに、同種は摩擦音器を持つ可能性があることも明らかになりました。これはアプセデウス属のタナイスでは初めての発見です。

同種は性表現を中心に研究課題として用いられてきましたが、種名の確定によって、ごく近縁な種との比較研究などが期待されます。

また、軟甲綱の中で同時的雌雄同体の種はごく僅かであるため、「軟甲綱における同時的雌雄同体を含めた性表現の進化史研究にとって、大きな前進」だといいます。

今回の発表を受け、SNS上では「留美子先生公認なんだww」「たしかにピッタリな名付け」「『まじでーーー!!?』って声出た!」など、たくさんの反響が寄せられました

なお、研究の詳細は、7月25日に科学雑誌『Bulletin of Marine Science』で公開されています。