GoogleがChromeに3つの新機能、閲覧中の商品比較をAIで自動生成など

AI要約

Googleは、Chromeに新機能を追加し、Google Lensを活用してテキストや画像の検索、AIによる商品比較、自然言語検索などが可能になる。

これにより、Chromeの使い勝手が向上し、情報の検索や比較がより簡単に行えるようになる。

これらの機能は、数日〜数週間以内に順次利用可能となる予定。

GoogleがChromeに3つの新機能、閲覧中の商品比較をAIで自動生成など

 Google(グーグル)は、最新のGoogle AIとGeminiモデルを活用し、Chromeにあわせて3つの機能を追加する。

■ ブラウザで表示される内容を検索

 1つめは、デスクトップ向けのChromeに追加された「Google Lens」を使った検索で、Chromeの画面上に表示されるテキストや画像などあらゆるコンテンツについて、アドレスバーに表示される「Google Lens」アイコンを選択し、検索したい対象をクリックまたはドラッグすると、同じタブの中で検索が行える。

 Googleが公開したデモでは、Chromeで表示される画像の一部分を切り取って検索したり、写真に写っているスーツケースを調べた上で、同一モデルの異なるカラーがあるかを検索したりする様子が収められている。また、検索結果に対して質問を続ける形で、「この植物にどのぐらいの日当たりが必要?」と質問を追加するほか、Webサイトのテキストを選択してそのまま同一タブで検索結果を表示することも可能。

 ほかにも、ビデオの中に登場する人物が使っているバックパックについて検索し、バックパックの他のカラーがあるかを検索したり、価格を検索したりできる。この機能は、今後数日中にアップデートが配信される。

■ 複数の商品比較をAIが自動生成

 Chromeで開いているタブの商品を比較する「Tab compare」では、複数のタブの商品の比較をAIが自動的に生成し、タブ間を行き来せずに、商品の主要な要素を比較できる。この機能により、主要な機能や仕様だけでなく、価格やレビューによる評価などの必要な情報が表形式で自動的に生成されるようになる。

■ 閲覧したサイトを再発見しやすく

 Chromeで閲覧したサイトの詳細を忘れてしまった場合など、「先週見たアイスクリームのお店は何でしたか?」など、自然言語を使った質問を入力するだけで、Chromeの閲覧履歴から関連するページを表示できるようになる。

 この機能の使用はユーザーに委ねられ、設定で簡単にON/OFFが切り替えできる。また、この機能にはシークレットモードでの閲覧データは含まれない。この機能は米国で今後数週間以内に利用可能になるという。