「Skype」の広告が全面廃止へ ~顧客の要望に従いより合理的で快適な環境を実現

AI要約

Microsoft傘下のSkypeが新バージョンをリリースし、広告が全面的に削除されたことがアナウンスされた。

AIによる画像生成機能も刷新され、チャットウィンドウやトップバーから簡単にアクセスできるようになった。

また、iOS版のSkypeに新しいサインインシステム「OneAuth」がサポートされたことも発表され、利便性が向上している。

「Skype」の広告が全面廃止へ ~顧客の要望に従いより合理的で快適な環境を実現

 米Microsoft傘下のSkypeは7月29日(現地時間)、「Skype 8.125.76.201」をパイロットプログラム「Skype Insider」でリリースした。「Skype」チャンネルとプラットフォーム全体ですべての広告が削除されることがアナウンスされている。

 従来の「Skype」はユーザーインターフェイスのさまざまなところに広告が掲出されることがあったが、“より合理的で快適な環境を実現するために、お客さまからのフィードバックを優先”するとして、最新のアップデートでそれが全面的に廃止されることになった。ユーザーは広告に気をとられることなくコミュニケーションや「チャネル」のブラウジングを楽しめる。

 また、AIによる画像生成機能も刷新された。新しいエクスペリエンスではチャットウィンドウやトップバーから画像生成AI「Microsoft Designer」にアクセスできるようになっており、[アイデア]セクションで[戻る]ボタンを利用できるようになったり、できあがった画像をクリックすると拡大表示されるなどの改善が行われている。

 そのほかにも、「Skype for Android」に続き「Skype for iOS」で「OneAuth」がサポートされた。これは従来のサインインシステムに代わるもので、「Microsoft Teams」をはじめとする他のMicrosoftアプリへサインイン済みの場合、「Skype」へのサインインが自動になる。パスワードの再入力も不要で、気軽に「Skype」を始められる。