「Windows 10 バージョン 22H2」向け2024年7月プレビューパッチ「KB5040525」が配信開始

AI要約

MicrosoftがWindows 10の2024年7月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリース

リリースされたプレビューパッチはセキュリティ関連の修正は含まれず、新機能のテストに適している

主な変更点はプリントサポートアプリの問題解決やバックアップの不具合修正など

「Windows 10 バージョン 22H2」向け2024年7月プレビューパッチ「KB5040525」が配信開始

 米Microsoftは7月23日(現地時間)、Windows 10の2024年7月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。Windows 11のプレビューパッチは後日リリースされるようだ。

・Windows 11 バージョン 23H2:(未リリース)

・Windows 11 バージョン 22H2:(未リリース)

・Windows 10 バージョン 22H2:KB5040525

 今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、適用は必須ではない。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月の「Windows Update」を待っても問題はないだろう。

 「Windows 10 バージョン 22H2」における主な変更は、以下の通り。

・プリントサポートアプリの問題を解決。USBデバイスでアプリを使用すると、アプリが応答しなくなり、印刷されないことがあった。ユーザーインターフェイスの一部も操作できなくなる

・ユニバーサルプリントクライアントがユニバーサルプリントサービスとの通信に失敗する問題が解決。Webプロキシ自動検出(WPAD)を有効化すると、印刷が機能しない

・「Windows バックアップ」が失敗することがある不具合を修正。デバイスにEFIシステムパーティション(EFI system partition:ESP)がある場合に発生