マイクロソフト、ブルースクリーン障害は850万台のPCに影響と発表 全体の1%だが甚大な被害に

AI要約

Windowsマシンにブルースクリーン障害(BSoD)が発生し、世界各地で影響を及ぼした問題について、約850万台のマシンが影響を受けたとの予測が発表された。

影響を受けたWindowsマシンは1%未満だが、航空便の欠航や空港搭乗システムのダウンなど、甚大な間接的影響が出てしまった。

原因は判明し、回避策や手動での復旧手順が提供されている。

マイクロソフト、ブルースクリーン障害は850万台のPCに影響と発表 全体の1%だが甚大な被害に

Windowsマシンにブルースクリーン障害(BSoD)が発生し、世界各地で影響が出た問題について、マイクロソフトは7月20日(現地時間)、約850万台のマシンが影響を受けたとの予測を発表した。

 Windowsマシンにブルースクリーン障害(BSoD)が発生し、一時、世界各地で影響が出た問題についてマイクロソフトは7月20日(現地時間)、約850万台のマシンが影響を受けたとの予測を発表した。

 

Windows全体の1%未満だが、影響は甚大

 本件はCrowdStrikeが提供するセキュリティーソフトのアップデートにバグが含まれており、適用したWindowsマシンがエラー画面(ブルースクリーン/BSoD)になってしまうというもの。主に世界各国の企業や団体などで使われるマシンが影響を受け、米国では複数の航空会社が数時間に渡り運行停止に。英国やインド、香港など各地の空港でも搭乗システムがダウンし、昔ながらの手作業で搭乗手続きを実施する事態に陥った。日本でもLCCのジェットスターが影響を受け、欠航が発生している。

 

 マイクロソフトによると、今回のバグで直接的な被害を受けた台数は、Windowsマシン全体の1%未満。比率としては少ないが、原因となったソフトが法人向け製品だったこともあり、前述した航空便の欠航など、間接的な影響が大きく出てしまった形だ。

 

 原因はすでに判明しており、CrowdStrikeとマイクロソフトはそれぞれ、回避策や手動での復旧手順を公開している。

 

文● @sumire_kon