KDDI、Starlinkを活用する「山小屋Wi-Fi」を百名山など100カ所に拡大

AI要約

KDDIは、2024年の登山シーズンにおいて、ワイヤ・アンド・ワイヤレス協力のもと、衛星ブロードバンドであるStarlinkを活用した「山小屋Wi-Fi」の設置場所を、日本百名山を中心とした100カ所の山小屋へ拡大。

山小屋Wi-Fiは、山岳DXを推進する山小屋での有料Wi-Fiサービスとして、2023年に12カ所から開始。電波の届きにくい山小屋において、防災や天候情報の収集、家族や友人との連絡、SNS投稿、キャッシュレス決済、ネット予約などを可能にするなど、山小屋の利用者やオーナーともに好評という。

主な設置場所は北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳などの山小屋31カ所、中央アルプスの木曽駒ヶ岳などの山小屋5カ所、南アルプスの北岳、赤石岳などの山小屋23カ所など。設置場所の詳細は、山小屋Wi-Fi公式サイトを参照のこと。

KDDI、Starlinkを活用する「山小屋Wi-Fi」を百名山など100カ所に拡大

 KDDIは、2024年の登山シーズンにおいて、ワイヤ・アンド・ワイヤレス協力のもと、衛星ブロードバンドであるStarlinkを活用した「山小屋Wi-Fi」の設置場所を、日本百名山を中心とした100カ所の山小屋へ拡大。加えて、山小屋Wi-Fiを30日間利用できるpovo2.0利用者向けの新料金プランや、山の天気を確認できるライブカメラを導入する。

 山小屋Wi-Fiは、山岳DXを推進する山小屋での有料Wi-Fiサービスとして、2023年に12カ所から開始。電波の届きにくい山小屋において、防災や天候情報の収集、家族や友人との連絡、SNS投稿、キャッシュレス決済、ネット予約などを可能にするなど、山小屋の利用者やオーナーともに好評という。

 山岳地域においては、地形や積雪などの理由により光ファイバー回線の敷設や通信環境の整備が困難とされるエリアが多数存在し、場所によってはスマートフォンを使用するために山小屋から離れて電波をつかむエリアまで一時下山する必要があるなど、緊急時の連絡が難しいといった課題があるという。今回の設置場所拡大により、日本アルプスエリアの日本百名山のうち、約7割の山において山小屋Wi-Fiが利用可能になるという。

 主な設置場所は北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳などの山小屋31カ所、中央アルプスの木曽駒ヶ岳などの山小屋5カ所、南アルプスの北岳、赤石岳などの山小屋23カ所など。設置場所の詳細は、山小屋Wi-Fi公式サイトを参照のこと。

 料金プランは、利用中の通信事業者を問わず誰でも利用可能として、2時間プラン(300円)と24時間プラン(600円)を用意。なお、auを利用しているユーザーは無料でアクセスが可能となっている。

 また、povo2.0限定で、山小屋Wi-Fi30日間のプランを期間限定で提供。長期間の滞在や、何度も登山されるユーザーにおすすめとしており、あわせて、24時間のプランとpovo2.0のデータがセットになった料金も提供する。「山小屋Wi-Fi(30日間)+povo1GB(30日間)」が1580円、「山小屋Wi-Fi(24時間)+povo0.3GB(15日間)」が600円。

 このほか、ウェザーニューズの協力のもと、山の天候を視覚的に確認できるライブカメラを、2024年8月以降、長野県蓼科山頂ヒュッテに導入。山小屋Wi-Fiを活用して、リアルタイムに山小屋からのライブ映像を配信することで、天候の変わりやすい山の中腹や登山道の様子を確認することが可能。ライブカメラ映像は、ウェザーニューズアプリおよびauスマートパスアプリにて無料で順次公開を行う。またライブカメラを設置する山小屋も順次拡大予定としている。

ニュースリリース

「山小屋Wi-Fi」