キヤノンITSのテレワーク支援サービス「テレワークサポーター」、勤務時間や利用者の顔写真を非表示にできる新機能

AI要約

キヤノンITソリューションズ株式会社は、テレワーク支援サービスの新版を提供開始し、勤務時間や利用者の顔写真非表示で情報漏えい対策を強化。

新版では、情報漏えい対策の機能のみを利用したい企業向けに勤務時間情報や利用者同士の情報を非表示にする機能を追加。

ライセンスは5ユーザー単位で販売され、価格は年間利用料が12万円からとなっている。

キヤノンITSのテレワーク支援サービス「テレワークサポーター」、勤務時間や利用者の顔写真を非表示にできる新機能

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は11日、クラウド型テレワーク支援サービス「テレワークサポーター」において、勤務時間や利用者の顔写真は非表示にしながらも、情報漏えい対策を行える新版を提供開始すると発表した。

 「テレワークサポーター」は、利用者のPC上のWebカメラ画像から、キヤノンの顔認証技術によって本人を認証し、在席時間の計測や利用者以外の“のぞき込み”を検知するクラウドサービス。利用者以外の人物を検知し、画面をブラックアウトして画像を保存する機能や、利用者の在席・離席を自動で判別し、ログに記録する機能なども備えている。

 今回の新版では、情報漏えい対策の機能のみを利用したいという利用企業からの声を受け、勤務時間情報や利用者同士の情報は非表示にできる機能を新たに提供する。

 具体的には、勤務記録の表示/非表示の選択が可能になっており、のぞき込みやなりすまし、画面撮影行為などの異常を検出した時、およびカメラを利用してない時の記録のみを確認できるようにした。利用者の動静情報の記録が不要な企業での利用に適しているという。また、利用者の状態はオンライン/オフラインで表示されるため、シンプルな利用状況の把握が可能とした。

 さらに、顔画像の表示/非表示の選択を行えるようにした。ほかの利用者に、顔画像という機微な情報を公開しないようにすることで、サービスを利用することへの利用者の抵抗感を減らすとしている。

 なお、「テレワークサポーター」のライセンスは5ユーザー単位での販売となり、価格(税別)は、年間利用料が12万円から、初期費用が2万円から。