"爆上がり電気料金"を簡単に下げられるスマホキャリアの 「でんきプラン」超速解説

AI要約

キャリアのでんきプランには、加入キャンペーンやポイント還元などオトクな要素が多くあります。

特に、クレジットカードのポイント還元やサブブランドとのセット割などが利用者にとって魅力的なポイントとなっています。

各キャリアごとに異なる特典があり、利用者は自分に適したプランを選択することができます。

■キャリアのでんきはポイント還元に注目!

猛暑の影響により一般的な家庭でもエアコンのフル稼働が確定! そんな中、気になるのが電気料金の高騰だ。

実は現在、スマホの大手4キャリアはいずれも電力供給事業を行なっており、利用者にはオトク要素が多いという。そんなキャリアの「でんきプラン」の特徴から、キャリアが電力供給事業を行なう理由などを通信業界に詳しいITジャーナリストの法林岳之さんに解説してもらいます。

――キャリアのでんきプランには、どのようなオトク要素があるのでしょうか?

法林 まず、加入キャンペーンがあります。例えば、楽天モバイルの「楽天でんき」なら加入するだけで5000ポイントが還元されます。

――いきなり電気料金が実質値下げじゃないですか!

法林 ただ、経済産業省が「電気・ガス料金の負担軽減策」を発表し、8月から3ヵ月間月2125円前後の負担減となります。この影響なのか、楽天でんき以外の3キャリアは、現在加入キャンペーンを行なっていません。

――なるほど。楽天以外の3キャリアに関しては電気・ガス料金の負担軽減策が終了する4ヵ月後のキャンペーン復活に期待ですね。ほかのオトク要素はどうでしょうか?

法林 やはりポイント還元です。通常、どのクレジットカードでも公共料金の支払いにはポイントが発生しない、もしくは1%以下に設定されていることもあります。

その一方で、「ドコモでんき」なら最大で6%のポイント還元が受けられます。ただし、これはドコモのクレカである「dカードGOLD」への加入と支払いが条件となっています。

――dカードGOLDは年会費1万1000円が発生しますよね。

法林 クレカの加入キャンペーンもあり、初年度は実質無料で利用できます。キャリアのゴールド系のクレカはどれも初年度が実質無料となるキャンペーンを行なっています。

「auPayゴールドカード」(年1万1000円)なら最大2万ポイント還元、ソフトバンクと連携する「PayPayゴールドカード」(年1万1000円)も各種ポイント還元で年会費を相殺できます。

これらを支払いに設定することで、「auでんき」やソフトバンクの「おうちでんき」は月の料金から3%のポイント還元。この3%還元は通信料金にも適用され、電気料金と合算して年1万円前後の還元が受けられます。そして、auやソフトバンクはサブブランドもオトクになる「セット割」が提供されています。

――セット割とは?

法林 auにはサブブランドにUQモバイルがあります。UQとauでんきを同時契約すると、毎月の通信料金が1回線につき最大で1100円引き。ソフトバンクと、そのサブブランドであるワイモバイルもセット割があり、こちらは毎月1回線につき110円が引かれます。

――これはUQモバイルが圧倒的な感じですね。

法林 はい。しかし、ワイモバイルは現在「ワイモバ10周年大感謝祭!」を開催しており、こちらは最大2万ポイント還元など各種キャンペーンが用意され、MNPを利用するなら還元メリットは大きいです。