乳牛のふん尿燃料に牛乳やバター製造、CO2削減し「臭気」も解決…よつ葉乳業

AI要約

よつ葉乳業は乳牛のふん尿から製造した液化バイオメタンを北海道の工場の燃料として利用する取り組みを始めた。これは全国初の商業利用であり、CO2排出量を削減するだけでなく、酪農家の「臭気」問題も解決することを目指している。

バイオガスを生成し、メタンとCO2に分離した後、メタンガスを液化した液化バイオメタンは、液化天然ガス(LNG)の代替燃料として使用され、十勝主管工場の燃料として年間60トンの使用が予定されている。

課題はコストの高さであるが、率先してLBMを利用し、新技術の開発や普及が進めばコストの低下が期待される。よつ葉乳業は温暖化対策に積極的に貢献していく意向を示している。