ワークスアプリケーションズ、ERPと「Microsoft Copilot」の連携を開始

AI要約

ワークスアプリケーションズは、HUEとMicrosoft Copilotの連携を開始し、ERPデータとAIを組み合わせて業務効率化を図る。

HUEは大手企業に導入されており、顧客要望を標準機能に組み込み、追加コストも少なく柔軟な連携基盤を備えている。

HUEとCopilotの連携により、チャットでの質問にAIが回答し、業務プロセスの自動化も可能となる。

 ワークスアプリケーションズは、同社の大手企業向けERPパッケージ「HUE」とMicrosoftの生成AIアシスタント「Microsoft Copilot」の連携を開始したと発表した。

 これによりHUEのユーザー企業は、ERPデータと自社の業務に最適化されたAIを組み合わせて活用でき、データの入力や繰り返し業務の効率化、自動化を実現できるようになる。

 HUEは2000社以上の大手企業に導入されているといい、個別のアドオンやカスタマイズが最小になるよう同社が顧客の要望を標準機能に組み込んできた。バージョンアップ時の追加コストもなく、ウェブブラウザーやOSのバージョンアップにも対応する。また、SaaS型サービスやECサイト、BIツールなどと柔軟に連携できる連携基盤も備えている。

 今回のHUEと「Copilot for Microsoft 365」のプラグイン連携により、例えば、「Microsoft Teams」のチャットでユーザーが質問すると、生成AIがHUEの会計データとMicrosoft 365内の資料やメールを組み合わせて回答する。これにより文章作成からデータ分析、図表作成までのさまざまな個人の作業が効率化される。

 さらに、HUEと「Microsoft Copilot Studio」の連携により、データの取得や整形だけでなく、ERPデータを活用した業務プロセスの自動化もできるとする。Microsoft Copilot Studioは、プログラミング不要で簡単な画面操作で設定できる。例えば、与信調査のフローを設定すると、生成AIが過去の取引履歴をチェックし、与信判断などを自動実行して業務を支援する。