WAPの大手企業向けERPパッケージ「HUE」、AIアシスタント「Microsoft Copilot」との連携を実現

AI要約

株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、WAP)は8日、ERPパッケージ「HUE」とMicrosoft Copilotとの連携を開始した。

「HUE」は日本の大手企業向けに開発された国産ERPパッケージで、高い機能網羅性を持ち、幅広い製品ラインアップとの連携が特徴。

WAPは連携により、Microsoft Teams上でAIが「HUE」内の会計データとMicrosoft 365内の企業データを組み合わせて回答する機能を提供し、業務プロセスの自動化も可能としている。

WAPの大手企業向けERPパッケージ「HUE」、AIアシスタント「Microsoft Copilot」との連携を実現

 株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、WAP)は8日、大手企業向けERPパッケージ「HUE」と、日本マイクロソフトのAIアシスタント「Microsoft Copilot」との連携を開始したと発表した。

 「HUE」は、日本の大手企業向けに開発されている国産ERPパッケージ。2200社以上の導入実績の中で、各社から受けたさまざまな要望を、個別アドオン/カスタマイズなく標準機能に取り込んでいるため、高い機能網羅性を実現している点が特徴という。また、幅広い製品ラインアップをそろえていることに加え、周辺ソリューションとの連携を柔軟に行える連携基盤も用意されているとした。

 WAPは今回、この「HUE」と、「Microsoft Copilot for Microsoft 365」のプラグイン連携機能を新たに提供する。利用者がMicrosoft Teamsのチャットで質問をすると、生成AIが「HUE」内の会計データとMicrosoft 365内の資料やメールなどの企業データを組み合わせて回答してくれるとのことで、この連携により、文章作成からデータ分析、図表作成まで、さまざまな個人タスクが効率化されるとしている。

 また「HUE」と、Copilotを自社向けにカスタマイズできるMicrosoft Copilot Studioとの連携により、データ取得や整形だけでなく、ERPデータを活用した業務プロセスの自動化にも対応した。

 一般的に、業務の自動化にはプログラミングが必要とされているが、Microsoft Copilot Studioでは簡単な画面操作で設定でき、例えば、与信調査の際に発生する調査フローをMicrosoft Copilot Studioで設定すると、生成AIが過去の取引履歴をチェックし、与信判断などを自動で実行して業務をサポートするとしている。