恥ずかしい過去の〝やらかし〟の記憶 不意によみがえって漏れる声… マンガ夜廻り猫

AI要約

漫画家の深谷かほるさんが、SNSで発表した「夜廻り猫」について。恥ずかしい記憶がよみがえるエピソードが描かれている。

遠藤平蔵と子猫の重郎がキッチンで女性と会話し、恥ずかしい記憶について語り合うシーン。

深谷かほるさん自身も過去の恥ずかしいやらかしを思い出し叫んでしまうことがあると共感を示す。

恥ずかしい過去の〝やらかし〟の記憶 不意によみがえって漏れる声… マンガ夜廻り猫

不意に、過去の自分の「恥ずかしい記憶」がよみがえって――。「ハガネの女」「カンナさーん!」などで知られる漫画家の深谷かほるさんが、SNSで発表してきた「夜廻り猫」。今回は、〝恥ずかしいこと〟にまつわるエピソードです。

きょうも夜の街を回っていた猫の遠藤平蔵と、子猫の重郎。アパートのキッチンから「あぁっ」と声が聞こえました。

「どうなすった よかったら話してみないか」と語りかけると、キッチンにひとり立つ女性は「不意に恥ずかしい記憶がよみがえって叫んじゃうことない?」と肩を落とします。

「どんな…?」と遠藤が尋ねても、女性は「言えないよ! 学校でもらしたこともあるし、水着のおしりに穴があいたまま遊んでたこともあるけど、もっと恥ずかしいこと!」と頭を抱えます。

「いい年になるとわかるんだよ 本当に恥ずかしいってどういうことか」

逆に、女性は遠藤に「本当に恥ずかしいこと、1個言ってみて」「酒の力借りる?」と晩酌に誘い、キッチンのすみっこでワインをつごうとします。

遠藤が「ここで…?」と聞くと、「広くて明るいところで恥ずかしいこと言える?」ときっぱり。遠藤も「御意」と即答するのでした。

作者の深谷かほるさんは、「ひとりでいる時、不意に過去の恥ずかしいやらかしを思い出して『アッ』とか『ギャッ』とか、叫んでしまうこと、ありませんか?」と問いかけます。「私はあります。弱っている時など、たびたびあります」と苦笑します。

ただでさえ落ち込んでいる時に、自分の恥ずかしい「やらかし」がよみがえるのは本当につらいものです。

そんな思いを、30代の頃に友人たちと話していたら、ちょっと年上の友達が「大丈夫。40になったら、『忘れる忘れる!』って言いながら首を振ると忘れられるから」とアドバイスをくれたそうです。

「40になってやってみたら……私の場合、ホントにほぼ忘れられました(笑)!笑い話にもしにくいような思い出は、なんとかだましだまし耐えていこうと思ってます。へへ」