火星で生命の痕跡探す探査車、新領域で活動–古代の川で露出した岩か
AI要約
火星探査車「Perseverance」が新たな領域「Bright Angel」での活動を開始した。
Perseveranceは水の存在証拠を求めて火星を探索し、現在は炭酸塩とカンラン石の堆積物の証拠を探している。
Bright Angelは古代の岩が露出している可能性がある地形であり、Perseveranceが最新の科学探査を行っている。
火星探査車「Perseverance」（パーサヴィアランス）が新たな領域となる「Bright Angel」での活動を開始したことがジェット推進研究所（JPL）から発表された。
2021年2月に火星に着陸したPerseveranceは、ジェゼロクレーターで火星に水が存在する、あるいはしていた証拠を探している。2024年1月からは、Neretva Vallis（ネレトヴァ渓谷）の探査を続けていた。
JPLによれば、Perseveranceは6月9日にBright Angelに到着。この領域は、かつて流れていた川によって露出した古代の岩である可能性がある、明るい色調の地形にちなんで名付けられた。
Perseveranceは現在、4回目の科学探査キャンペーンの終盤にあり、ジェゼロクレーターの縁の内側に位置する「Margin Unit」で炭酸塩とカンラン石の堆積物の証拠を探している。
