「Apple Payで後払い」サービスが終了、開始から1年未満で
Apple Pay Laterサービスが2年で終了し、iOS 18で新機能に統合される
Apple Pay Laterの特徴や提携先、今後の対応について
新機能の提供予定やAppleの今後の方針について
Appleの後払い決済サービス「Apple Pay Later(Apple Payで後払い)」は、発表から2年、米国での一般提供開始から1年未満で終了することになった。9to5Macが米国時間6月17日に報じた。このサービスでは、50~1000ドル(約8000円~16万円)の商品を購入する際に、4回に分けてローンを組んで支払うことができた。
MastercardおよびGoldman Sachsとの提携により提供されていたこのサービスは17日で終了し、次期OS「iOS 18」の新機能に置き換えられるという。この新機能は、対象のクレジットカードやデビットカード、Affirmなどサードパーティーの後払いローンサービスを利用できるようにするものだ。
Apple Pay Laterの魅力は、手数料や金利なしでローンを利用でき、「ウォレット」アプリで管理できる点だった。Appleは9to5Macに対し、Apple Pay Laterの既存のローンについては引き続き返済や管理ができると伝えた。
Appleはコメントの依頼にすぐには回答しなかったが、9to5Macに対し、新機能を2024年内に提供予定だと述べた(iOS 18は9月にリリース予定とみられている)。
同社はさらに、「Apple Payによる簡単で安全かつプライベートな支払いオプションをユーザーに提供することに引き続き重点を置いており、このソリューションにより、Apple Pay対応の銀行や融資業者と協力し、世界中のより多くの場所でより多くのユーザーに柔軟な支払い方法を提供できるようになる」としている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。