「TEPCO」を騙る詐欺サイトが急上昇、「Apple ID」を狙うサイトも増加傾向【詐欺ウォール調べ・2024年4月度】

AI要約

BBソフトサービスが提供するセキュリティソフト「Internet SagiWall」による2024年4月のインターネット詐欺リポートが発表された。

報告数が増加した詐欺サイトの中で、「TEPCO」のフィッシングサイトが急上昇し、手口としては短縮URLを使用して偽サイトに誘導するものが多かった。

さらに、「Apple ID」や「三菱UFJ銀行」を騙る詐欺サイトの報告数も増加し、クレジットカード系の詐欺サイトが多数ランクインしている。

「TEPCO」を騙る詐欺サイトが急上昇、「Apple ID」を狙うサイトも増加傾向【詐欺ウォール調べ・2024年4月度】

セキュリティソフト「Internet SagiWall」(詐欺ウォール)を提供するBBソフトサービスは、2024年4月度のインターネット詐欺リポートを発表した。詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計し、詐欺サイトの動向を分析した内容となっている。

 

2024年4月における「詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数」は468万6,111件で、2023年2月から58万5,621件増加した。

ブランドランキングを見ると、4月は「TEPCO」のフィッシングサイトが急上昇した。手口としては、短縮URLが記載されたメールにより、偽サイトに誘導するというものが多く見られた。全体では16.44%を占める。

また「Apple ID」のフィッシングサイトが直近で報告数が急増。15.55%と前月から倍増した。また「三菱UFJ銀行」を騙る事例も10.57%と、引き続き高止まりを見せている。全体的にはクレジットカード系が多数ランクインした。

カテゴリ別で見ると、TEPCOの増加にともない「Webサービス」カテゴリの構成比が上昇した。「携帯キャリア」はSoftBankの報告数が減ったことにより構成比が減少した。

 

・【調査対象】公的機関などから提供された詐欺サイトURL

・【調査方法】詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計(Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4)

・【調査時期】2024年4月9日、4月10日

・【調査URL数】計186件