ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた 費用はメーカー修理の1/6程度!

AI要約

ソニー「WF-1000XM4」のバッテリーが極端に消耗する場合、高額な修理費用がかかることもある。

ジャンク品の中古イヤホンを購入し、バッテリーを自力で交換する方法を検討。

バッテリーを交換するために必要な新品バッテリーと専用工具の入手方法を解説。

ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた 費用はメーカー修理の1/6程度!

ソニー「WF-1000XM4」を長年使っていると、極端にバッテリーが消耗する場合もあります。

実際、筆者が愛用していたWF-1000XM4は、通勤時間の約50分で右側のバッテリーが半分以上減ってしまう状態だったのでメーカーに有償修理を依頼しましたが、その費用は1万2,100円とかなり高額でした。

もっと安く解決する方法としては、ヤフオク!やメルカリなどのフリマに出品されている、片耳だけのWF-1000XM4を中古で購入して使うことが考えられます。

筆者はジャンク品の右イヤホンを1,500円で購入してみましたが、やはり中古なのでバッテリーは74%までしか充電さませんでした。

そこで今回は、このジャンク品のWF-1000XM4のバッテリーを、自力で安く交換してみました。果たしてうまくいくのでしょうか?

ソニー「WF-1000XM4」のバッテリーを交換するには、新品バッテリーと専用工具が必要です。

まず、WF-1000XM4のバッテリーは「Z55h (1254)」というリチウムイオン・ボタン電池が使われています。しかし、このバッテリーは1個2,000円以上もするので、Amazonで互換品の「EEMB LIR1255 充電式バッテリー(2個セット)」を1,299円で購入しました。

次に、WF-1000XM4を開封するための工具も、Amazonで499円の「Wave Profesional(6品セットS)」を購入。

ほかにも、細かい部品を摘まむためのピンセットもAmazonで336円の「アネックス(ANEX) ピンセット ステンレス製 AAタイプ 125mm 2本組(直/先曲) ATW-S3」も購入しています。

というわけで、合計で2,134円ほどの出費になりましたが、これで本当にWF-1000XM4のバッテリーを新品にできれば、かなりお得ですよね!

それでは、実際にWF-1000XM4のバッテリーを交換してみましょう。まず、WF-1000XM4を開封するには、本体の継ぎ目にオープナーを差し込んで“力技”で開けるしかありません。

非常に力がいる作業なので、怪我をしないように軍手などを着用します。

もちろん、基盤を傷つけたりショートさせるとイヤホンが壊れることもありますので、慎重に作業しましよう。

【1】イヤホンに傷をつけないようにマスキングテープで本体を保護したら、「Wave Profesional」のオープナー(金属製のギターピック状)をソニーのロゴ近くの分割面に差し込みます。

【2】イヤホンが開いたら、上下でケーブルが繋がっているので基盤部分を分離します。通電しているので、必ず「Wave Profesional」に入っているプラスチック製のヘラを差し込んで、テコの原理で剥がしましょう。

【3】黒いロックを跳ね上げて解除したら、ソケットから出ているケーブルの太い部分をピンセットでつまんで引き抜きます。このとき、ケーブルを断線させないように注意してください。

【4】ケーブルが外れたら基盤を剥がしますが、ここも通電しているので、先ほどのプラスチック製のヘラで剥がしましょう。この基盤の裏側にバッテリーの電極があるので、折らないように注意が必要です。

【5】基盤が剥がれるとバッテリーが見えるので、赤い枠がない部分に先曲ピンセットを押し込んで引き上げればOKです。