Netskope、「Netskope One」で生成AI搭載によるCASBの機能強化を発表

AI要約

米Netskopeは、SaaSセキュリティ強化のためのNetskope Oneプラットフォームの機能強化を発表。

生成AI搭載CASBや高度なコンテキスト主導のクラウドDLPなど、新機能を導入し、企業の機密データを保護。

統合的かつ自動化されたプラットフォームにより、SaaSセキュリティ管理の労力と負担を軽減。

 米Netskope(以下、ネットスコープ)は現地時間5日、SASEとゼロトラストトランスフォーメーションを可能にする統合セキュリティと、ネットワーキングサービスを提供するクラウドネイティブプラットフォーム「Netskope One」について、SaaSセキュリティに対する機能強化を発表した。

 機能強化は、生成AIとSaaSのコラボレーションの時代のために設計された追加機能により、Netskope Oneプラットフォームのクラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)モジュールの進化を実現すると説明。同機能により、Netskope Oneは、SSPM(SaaSセキュリティポスチャ管理)、インライン、API CASBの機能性と一連のAI機能をネイティブに統合し、企業がSaaSアプリケーションを最大限に活用しながら、時と場所を問わず機密データをプロアクティブに保護できるとしている。

 生成AI搭載CASBは、精密な生成AIアルゴリズムを採用し、新たなSaaSアプリや未知のSaaSアプリに対する自動でのリスクスコア付け、セキュリティチームが特定した新しいSaaSアプリのオンデマンドによるリスク分類、自然言語クエリで容易に利用できるLLMによるSaaSアプリのリスクインサイトを提供する。

 高度なコンテキスト主導のクラウドDLPにより、1800以上の異なるファイルタイプをカバーし、3000以上のデータ識別子、MLとディープラーニング、AI、自然言語処理(NLP)、畳み込みニューラルネットワーク、データ分類のための画期的かつトレーニング可能なMLなどを活用できる。

 また、統合的かつ自動化されたプラットフォームは、CASBインライン、API、SSPMにわたり共有されたリスクインテリジェンス、ユーザーおよび権限に対するより詳細な可視性を提供する統合ダッシュボード、ネイティブで統一されたポリシーフレームワーク、リスク相関を利用したML駆動型のセキュリティアラートの優先順位付けなどによって実現しており、SaaSセキュリティ管理の労力と負担を減らすとしている。