どうなってんの!? 4つの足で歩く“黒ずくめの人間”のパフォーマンスに13万いいね。「めっちゃ癖にささる」「目を奪われるこの幻視感」
大道芸人のチクリーノさんが4本の足を使った圧巻のパフォーマンスを披露し、SNSで話題になっています。
動画は横浜・山下公園で撮影され、独特の世界観と不思議な動きが視聴者を魅了しています。
チクリーノさんは元製造業であり、大道芸人を目指して活動を始め、今では4本足のパフォーマンスを商業施設やショーなどで披露しています。
4本の足で魅せる圧巻のパフォーマンスが話題になっています。
きっかけはX(旧Twitter)ユーザーのさきさん(@tomomayakisa)が5月28日に投稿した動画。独特の世界観に約13万件の「いいね」が集まりました。
動画に写っているのは、全身黒ずくめで4本の足を持つ人物。ポンチョとハットを身につけ、顔は黒いタイツで覆われています。
投稿者のさきさんによると、動画は4月29日の夕方に横浜・山下公園で撮影したものだそうです。
4本の足を重ねて組んだり、足を2本ずつ同時に出して歩いたりする様子は、不思議な世界観を作り上げています。ゆったりと動く姿は、まさにアニメやゲームに登場する人外キャラクターを想起させますね。
人が集まる公園で行われている異質なパフォーマンスには、「何度も見ちゃうし不思議な感覚」「どうなってんの!?」「めっちゃ癖にささる」「目を奪われるこの幻視感」など、たくさんの反響が寄せられました。
動画に映る人物は、大道芸人のチクリーノさん(@Freddieno50)。製造業に従事していましたが、大道芸人を目指して退職。2003年より活動を始めました。
今回のパフォーマンスについて、BuzzFeed編集部はチクリーノさんに話を聞きました。
ーー4本足という独特な大道芸を思いついたきっかけを教えてください。
「元々は今のような形態を考えていた訳ではなく、コントーションのパロディーを思いつき偽物の『足』を作りました」
「それを使って大道芸の客寄せのネタをやっていました。ありえない方向に足が曲がったりするのを見せて笑いをとる、みたいな感じですね」
「コントーションは、よく中国雑技団のショー等で見られますが、少女が深く海老反って足を顔の横までもっていきポーズをとる軟体パフォーマンスみたいなものです」
ーーそれが4本足のパフォーマンスにつながったのですね。
「『足』が意外とリアルに作れたので、歩くような操作をしてみると本当に歩いてる様に見えました」
「かなり見た目が気持ち悪く、同業の友達に見せて遊んだりしていました。それを見た大御所の方が『それやった方がいい!』と言ってくださり、それからより不思議、より不気味な感じの演出を加えた結果、今の真っ黒なスタイルになりました」
「4本足自体は時々、商業施設等でウェーキングアクト(キャラを演じながらの練り歩き)としてすることもありますが、普段は客寄せのつかみとしてのパフォーマンスです。その後のショーがメインパフォーマンスとなります」