ディスプレイなし。ARグラスと使うPC「Spacetop G1」を触ってきた

AI要約

パソコンが次世代向けて形を変えようとしています。

デスクトップ、ラップトップ(ノートPC)、Surfaceのようなタブレット+PCの2-in-1端末、タブレットに外付けのキーボード、現代の人びとは様々なデバイスを使いこなしています。

近い将来、画面もキーボードもなくなり、ヘッドセットを装着すれば目の前の空間すべてが「パソコン」になるかもしれません。

Spacetop G1は、ディスプレイではなくARグラスとキーボードがセットになったまさに次世代のパソコン。開発するSightfulは、昨年、前身モデルとなるベータ版「Spacetop EA」を発表。グラス部分はXreal Air 2 Proを開発するXRealが制作しました。

ARグラスを使うと、なにもない空間にディスプレイを置くことができる。これに向いているのはどんな人かというと、超マルチタスクな人です。マルチタスクしないといけない人。そのせいで、スクリーンがいくらあっても足りない!って人。

まさに自分がこのタイプで、日常的にマルチスクリーンを使う人です。

ディスプレイなし。ARグラスと使うPC「Spacetop G1」を触ってきた

パソコンが次世代向けて形を変えようとしています。

デスクトップ、ラップトップ(ノートPC)、Surfaceのようなタブレット+PCの2-in-1端末、タブレットに外付けのキーボード、現代の人びとは様々なデバイスを使いこなしています。

でも近い将来、画面もキーボードもなくなり、ヘッドセットを装着すれば目の前の空間すべてが「パソコン」になるかもしれません。

Spacetop G1は、ディスプレイではなくARグラスとキーボードがセットになったまさに次世代のパソコン。開発するSightfulは、昨年、前身モデルとなるベータ版「Spacetop EA」を発表。グラス部分はXreal Air 2 Proを開発するXRealが制作しました。

米Gizmodo編集部が、Spacetop G1のデモイベントに参加してきました。以下、体験レポートです。

今回、Spacetop G1の初期バージョンのテストに招待してもらいました。

Sightfulの中の人の話を聞きながら、1時間ほどのセッション。G1とは一体なんなのか、初期段階にあるARの市場にどうアプローチをかけるのかなど、いろんな話が聞けました。

まず、付属のARグラスを装着すると、目の前にふわっと浮かぶ黒い背景のなかにあるシンプルなUI。Appleの空間コンピューターのように、ウィンドウをあれこれ開けます。リサイズや移動も可能。

これ、タッチパッドの簡単なジェスチャーで、ウィンドウを前後にも移動できたらいいのになぁ。

ちなみに、ARグラスと端末本体(キーボード部分)は切り離せないので、部屋の中を動き回るなら持って移動が基本。で、自分が動くと開いていたウィンドウも付いてきます。

周りにいるリアルの人とコミュニケーションをとるには、グラスを外すか、グラスと鼻の隙間から覗くしかありません。

ARグラスを使うと、なにもない空間にディスプレイを置くことができる。これに向いているのはどんな人かというと、超マルチタスクな人です。マルチタスクしないといけない人。そのせいで、スクリーンがいくらあっても足りない!って人。

まさに自分がこのタイプで、日常的にマルチスクリーンを使う人です。とはいえ、180度の視界に広がる100インチのディスプレイいりますか?って言われたらいりません。いや、いならないと思っていました。

物理ディスプレイはいりませんが、ARグラス越しに見る空間でスクリーンに囲まれていると、これも悪くないなと思ってしまいましたね。近い将来、ARパソコン時代になってスクリーンに囲まれて仕事する自分の姿…、正直、容易に想像できてしまいました。そうなると、カフェで仕事はできなくなるんでしょうけどね。

SightfulのCEOであるTamir Berliner氏いわく、ラップトップのデザインはもう長年変化がなかったことで、考えねばならないところが本当に多くあったといいます。

持ち運べるコンピューターというものがあまりに慣れた道を進んできただけに、それ以上のイノベーションを誰も考えなくなっていたんです。

例えばキーボードやトラックパッドの使い勝手が悪い、ベンチマークスコアが低いと、よりよい物を探し求めるので、ラップトップを選ぶときの大事なポイントはみんなしっかり理解していますよね。