「OneNote」が「Loop」コンポーネントに正式対応 ~リアルタイムコラボの輪が広がる

AI要約

米Microsoftは、LoopコンポーネントをOneNoteアプリで利用できるようになったと発表。

Loopコンポーネントは、データをさまざまなMicrosoft 365アプリへ埋め込める仕組みで、編集可能で同期される。

さまざまなコラボレーション機能も備わり、Web、Windows、Teamsで利用可能。今後はWindowsデスクトップアプリでも利用可能に。

「OneNote」が「Loop」コンポーネントに正式対応 ~リアルタイムコラボの輪が広がる

 米Microsoftは5月28日(現地時間)、「Loop」コンポーネントをWeb、Windows、Teamsの「OneNote」アプリで利用できるようになったと発表した。商用の「Microsoft 365」サブスクリプションで提供される。

 「Loop」コンポーネントはリストやテーブル、タスクといったデータをさまざまな「Microsoft 365」アプリへ埋め込めるようにする仕組み。「Loop」コンポーネントは編集が可能で、その内容はアプリやユーザーを越えて同期される。

 たとえば、製品リストをメールで共有するとき、従来はリストに更新があればメールを再送する必要があった。しかし、「Outlook」メールに製品リストを「Loop」コンポーネントとして埋め込めば、常に最新の状態を相手と共有可能。今回のアップデートで「OneNote」アプリにも挿入できるようになったので、ノートブックと連携させるのも容易だ。

 また、「Loop」コンポーネントには「@メンション」、コメント、リアクションといったさまざまなコラボレーション機能も備わっている。「Loop」コンポーネントの内容はリアルタイムで同期されるため、チャット、メール、会議、ドキュメント、どこでデータを扱っているかにかかわらず、まるで一緒にいるかのように共同作業が可能だ。

 本機能は、すでにWebアプリとTeamsアプリのユーザーに一般提供されている。Windowsデスクトップアプリに関しても、6月から順次利用可能となる。モバイル版「OneNote」やMac版ではまだサポートされていないが、対応に期待したい。