『カーレンジャー』菜摘役・本橋由香さんが死去 30周年を再来年に控え、来栖あつこが悔やむ ダップ役のまるたまり「お疲れ様ダップ!!」

AI要約

俳優の本橋由香さんが5月31日に46歳で亡くなった。劇団[lovepunk]主宰の高原秀和氏が報告し、闘病生活を送っていたことを明かした。

本橋さんはスーパー戦隊シリーズに出演し人気を集めたが、原発不明癌での闘病を経て早逝した。共演者やファンからは、深い悲しみが示されている。

来栖あつこやまるたまりなども本橋さんを偲び、彼女の思い出や想いを綴っている。ファンにも心に留めておくべき大切なメッセージが送られている。

『カーレンジャー』菜摘役・本橋由香さんが死去 30周年を再来年に控え、来栖あつこが悔やむ ダップ役のまるたまり「お疲れ様ダップ!!」

 俳優の本橋由香さんが5月31日に死去した。46歳。本橋さんが所属していた劇団[lovepunk]主宰の高原秀和氏(※高=はしごだか)がXで伝えた。

 高原氏は「本橋由香が亡くなりました。5月31日8時43分 享年46」と報告。「原発不明癌になって3年の闘病生活でした。水曜日に体調が急変して帰らぬ人となりました。葬儀は家族葬とのことですので、お知らせすることはできません」とする。「また改めて本橋由香のことを伝えられたらと思います。今はひたすらに悔しいです」と故人を偲んだ。

 本橋さんは、1996年3月から1997年2月に放送されたスーパー戦隊シリーズ『激走戦隊カーレンジャー』に志乃原菜摘/イエローレーサー役で出演し人気を集めた。昨年まで放送されたスーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ではソノナ役で出演して話題となっていた。

 『カーレンジャー』八神洋子/ピンクレーサー役だった来栖あつこもXを更新。「皮肉なことに、数日前も、半年前に空にいった方を想ったばかりでした。まさか、今日こんな日が来てしまうとは。ただただ、茫然としています。たくさんの方からご連絡をいただいているので、改めて、ここに気持ちを綴ります」と文面を掲載。そこでは「毎年お互いの誕生日に連絡を取り合って『おめでとう』って言ってくれるゆかゆかに、『待ってるよ』っていうと、『来月すぐに追いつきますよ』って言ってくれる恒例のやり取り。『おばーになるまで生きるよ』って言ってたんだけどな。先にいっちゃうのは、寂しいよ」と思いをつづる。

 今でこそ、スーパー戦隊シリーズは10周年記念作、20周年記念作が当たり前だが「10周年とか、20周年とか。私たちはできなかったね。悔しいね」と来栖は吐露。『忍者戦隊カクレンジャー』(1994)は史上初の30周年で新作が作られ今夏に東映特撮ファンクラブ(TTFC)で公開される。『カーレンジャー』に期待する声も多く「30周年はあるかな、なんて期待したよね」と無念の思いを語っていた。そして、ファンに向け「どうぞ、皆さんは自分にとってかけがえのない人には『いつかまた会える』ではなく、『今会いに行く』ことを大切にしてください。そして、悔いのないよう『ありがとう』と『ごめんなさい』は伝えよう」と呼びかける。「『ゆかゆかの分まで』なんて大それた事は言えませんが、おばーになるまで、1日1日大切に生きようと思います。もうつらくないよ。ゆっくり休んでね。ゆか」と結んでいた。

 ダップの声を担当したまるたまりもXを更新。「菜摘~~!そんなにスピード出して先に行っちゃって~~ こっちは安全運転でのんびり行くから、ゴールで待っててね!永遠のイエロー お疲れ様ダップ!!」とつづると「今夜は静かに彼女のことを想って祈ります」と結んでいた。