元ディスチャのケリー・ローランド「境界線がありそれを守る、それだけ」カンヌ映画祭騒動初言及

AI要約

米女優で元デスティニーズ・チャイルドのメンバーでもあるケリー・ローランド(43)が、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットでスタッフの女性に対して怒りを表現した様子が物議を醸している。

ローランドは、女性が他の参加者たちに対して行われなかった扱いを受けたことに対し、人種的な背景からの不当な差別をほのめかしている。

騒動に対して初めてコメントしたローランドは、自身にとって重要な境界線を守り抜く姿勢を示している。

元ディスチャのケリー・ローランド「境界線がありそれを守る、それだけ」カンヌ映画祭騒動初言及

 米女優で元デスティニーズ・チャイルドのメンバーでもあるケリー・ローランド(43)が23日、南フランスで開催中のカンヌ国際映画祭のレッドカーペットでスタッフの女性にキレて叱責(しっせき)する様子を撮影した映像が拡散されて物議を醸す中、「(相手の)女性は何が起きたのか知っています。私も知っています。私には境界線があり、それを守る、それだけ」と騒動について初めて語った。

 華やかなレッドカーペット上でポーズを取っていたローランドが、警備を担当する女性から早く移動するよう促されたことに腹を立て、険しい表情で人さし指を突き出しながら怒りだす様子は、世間に大きな衝撃を与えた。大勢のメディアの前で起きた騒動についてインタビューに応じたローランドは、「参加していた他の女性たちは叱られたり、押されたり、そこから離れるよう言われることはなかった」と話し、人種的な背景から不当な扱いを受けたとほのめかしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)