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地下室に集められた自殺サークルのメンバー描く、身体ゲンゴロウ「最初の二十面相」スタート
劇団身体ゲンゴロウ第7回公演「最初の二十面相」が開幕しました。作品は二つの原作を基に地下室での出来事を描いています。
菅井啓汰が脚本・演出を手がけ、二つの原作から得たインスピレーションを独自のストーリーに組み込んでいます。
公演はA・Bチームでの上演となり、5月26日までBUoYで行われます。
![地下室に集められた自殺サークルのメンバー描く、身体ゲンゴロウ「最初の二十面相」スタート](/img/article/20240524/664fff26e64f6.jpg)
劇団身体ゲンゴロウ第7回公演「最初の二十面相」が昨日5月23日に東京・BUoYにて開幕した。
これは谷崎潤一郎「小さな王国」と江戸川乱歩「怪人二十面相」をもとに、菅井啓汰と武田朋也が原作、菅井が脚本・演出を手がける作品。地下室に集められた自殺サークルの人たちは、何者かによって与えられる課題をこなしていくが、メンバーの1人が二重面相にまつわる小学校時代のとある事件について語り始め……。
開幕に際し菅井は「『きらびやかな都会の空を飛び回るかっこいい二十面相』は出てきません。すみません。じめじめした地下室の話です。少し臭いです。警察の出す事件データには、怨恨、金銭トラブルなどと動機が羅列されていて、二十面相の犯行動機は『思想』になるのでしょう。私はとても思想には殉じられません。思想も生き様も物真似になってしまった現代に、物真似の二十面相が甦るとき、何がそいつを生み出すのか。そんなお話です」とコメントした。
なお本公演はA・Bチームでの上演となる。公演は5月26日まで。
■ 劇団身体ゲンゴロウ第7回公演「最初の二十面相」
2024年5月23日(木)~2024年5月26日(日)
東京都 BUoY
□ スタッフ
原作:菅井啓汰 / 武田朋也
脚本・演出:菅井啓汰
□ 出演
Aチーム
嶋本よしこ / 小林かのん / 力徳旺 / 新治龍之介 / オハラカズヤ / 山崎紗羅
Bチーム
岸鮫子 / 山本嵐太 / 奏夢 / 新治龍之介 / オハラカズヤ / 山崎紗羅
※山崎紗羅の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。