ファッション誌「steady.」8月休刊「社会状況の変化に伴い」と理由「mini」は隔月に

AI要約

宝島社は、月刊ファッション誌「steady.」を休刊し、ストリートファッション誌『mini』の刊行形態を隔月刊に変更することを発表した。

「steady.」は30歳前後のOLをターゲットにしたファッション誌で、長年多くの人に支持されてきたが、社会状況の変化を理由に休刊決定となった。

一方、「mini」はストリートファッション誌としてジェンダーフリーを掲げ、今後は動画コンテンツの開発にも力を入れる予定だ。

ファッション誌「steady.」8月休刊「社会状況の変化に伴い」と理由「mini」は隔月に

 月刊ファッション誌「steady.(ステディ)」を刊行する宝島社(本社東京・千代田区)は、今年8月7日発売の9月号をもって、同誌を休刊することを決定し、発表した。またストリートファッション誌『mini(ミニ)」は、同8月9日発売の9月号から、刊行形態を隔月刊(偶数月発行)に変更することも発表した。

 「steady.」は、働く女性のファッションの変化に伴い「おしゃれ。働く。恋をする。」をキャッチコピーに、30歳前後の好感度を重視するOLをターゲットとして06年11月に創刊。「OL大賞」「走れるパンプス」などの人気企画を生み出してきた。休刊の理由については「近年の社会状況の変化に伴い、定期雑誌という形は一度役割を終了したと判断いたしました」と説明し「長きにわたり、読者の皆さまをはじめ、多くの皆さまにお力添えをいただきましたことに心より感謝申し上げます」と伝えられた。

 「mini」は、「Tシャツ」「デニム」「スニーカー」を3種の神器とするストリートファッション誌として00年に創刊。2021年4月からはキャッチコピーを「ジェンダーフリー宣言〓(ハート)」に改め、性別を超えてシェアして楽しめるストリートカルチャーのトレンドを発信してきた。同社は「引き続き唯一のジェンダーフリーマガジンとしてファッション、美容、カルチャーの情報を発信するとともに、今後は、ビジュアル制作力を活かした動画コンテンツの開発にも注力していく予定です」としている。