「同性愛者はピエロって呼ばれて…」歌手チャペル・ローンが「白塗りメイク」への想いを語る。SNSには16万いいね
チャペル・ローンが白塗りメイクに込めた想いや、セクシュアリティに関するメッセージを語る。
クィア・アイコンとしてのチャペルの活動や、苦悩を共有する姿勢。
過去の経験や自己受容の過程、同性愛者としての自覚に至るまでの内面を赤裸々に明かす。
アメリカの歌手のチャペル・ローンが、9月14日にイギリスのマンチェスターでコンサートを開催。トレードマークにもなっている「白塗りメイク」に込めた想いを明かしました。
9月に開催された音楽の祭典『MTV Video Music Award』で、チャペルは最優秀新人賞を受賞。
レズビアンであることを公表しているチャペルは、次世代のクィア・アイコンとして、コミュニティから熱い支持を集めています。
そんなチャペルの名前を聞いて、人々がよく思い浮かべるのが、白塗りメイクでステージに立つ姿。
9月13日に開催した自身のコンサートで、白塗りメイクをするのは「性的マイノリティの人々のため」だと明かしました。
「私の故郷では、同性愛者はピエロって呼ばれていました」
「だから、私は自分の顔を白く塗るんです。 『このピエロ顔を見てろよ!』って感じでね」
続けて、セクシュアリティで悩む人々にメッセージを送りました。
「私は、みなさんのことを想っています」
「これは私が15歳のとき、本当に必要としていたことです。自分と同じような人と同じ空間にいられたらって、心の底から願っていました」
「来てくれてありがとう。ここが、あなたの居場所だって知っていてほしいです」
チャペルは過去に、自身も「セクシュアリティに困惑していた時期があった」とローリング・ストーン誌のインタビューで語っています。保守的な町でクリスチャンとして育ったチャペルは、「学ぶことがたくさんあった」といいます。
「今も自分が同性愛者であることに違和感を覚えることがあります」
「どうして『同性愛者であってはいけない』と思ってしまうのか、自分でもわかりません」
「実際、なんの問題もないはずです。でもそう思ってしまう自分もいて、私はそれを受け入れなければいけないんです」
チャペルは男性との夜を楽しめたことがなく、「自分に問題があるのだ」と言い聞かせていたそう。
「やっと、私は同性愛者だということに気づいたんです。男の人と寝たくないし、キスをするのも嫌。だって女の子たちのほうがいいから」