レディー・ガガ、「元男性」説に反論しなかった理由を語る「犠牲になっているとは思わなかった」

AI要約

レディー・ガガが過去に噂された「元男性説」について語った。当時の体験やその噂に対する対応、自身がLGBTQsコミュニティのサポーターであることから、噂に対する考え方を明かしている。

ガガは噂に対して否定や反論をせず、なぜそうしたのかについて説明。他の人々に影響を与える可能性を考え、このような噂に関する立ち振る舞いを選んだと述べた。

過去のインタビューやコメントからもわかるように、ガガは性の差異を超えたアンドロジナスさや個性を大切にしており、噂に関しても自身のスタンスをしっかりと示している。

レディー・ガガ、「元男性」説に反論しなかった理由を語る「犠牲になっているとは思わなかった」

かつて「元々は男性だった」という噂が流れたことがあるレディー・ガガ。反論しなかった理由を語った。

最近、レディー・ガガの出演したNetflixのドキュメンタリー「What’s Next? ビル・ゲイツと考える未来の展望」が配信された。番組の中ではフェイクニュースや陰謀論が引き起こす問題も話題に上がったが、その中でガガは自分の体験談を披露。ブレイクしたての頃に「彼女は元男性だ」という噂が流れたことについて触れた。

ガガは20代初めだったときを振り返り「その頃、私が元男性だという噂が流れた。当時私はツアーやアルバムのプロモーションで世界中を飛び回っていたけれど、ほぼすべてのインタビューでそのことについて聞かれた。加工された画像もインターネットに広まっていて、『あなたが男性だという噂があるけれど、それに対して言うべきことはある?』と質問された」。でもガガはこの噂を必死に否定したり、反論したりしなかった。「私がその質問に答えなかったのは、私は自分がその噂の犠牲になっているとは思わなかったから。私と同じように言われていじめられている子が、私のような有名人がその噂を恥じるように行動しているのを見たらどう思うだろうと考えた」。

ガガはLGBTQsコミュニティのサポーターであることで知られている。彼らの権利向上のためにメッセージを発し、特にこのコミュニティの若者たちが差別やいじめに遭わないように長年活動してきた。「私が言おうとしているのは、噂を正すことが必ずしも他の人のよりよい生き方につながらない状況だったということ。だからこのことについては別の方法でみんなを挑発しようとした。嘘の情報を利用してみんなを混乱させた」。

ガガ曰く「みんなは私のようなパフォーマンスをする人間について、パフォーマンスは現実ではないと考えていると思う。でも私にとってはそれこそが私の一番リアルな姿。よりたくさんのクリックを獲得するために作られた、あらゆる噂よりもずっと現実的なものなんだ」。

ちなみにガガは過去にもこの噂についてコメントしたことがある。2009年のインタビューでは「それはすごい話だけど、私は自分をアンドロジナスに表現しているし、アンドロジニーが好き」とコメント、性の差異を超えて男性と女性両方の特徴を持つアンドロジナスでありたいという姿勢を見せていた。また2011年にはCNNのインタビューでアンダーソン・クーパーから「ガガにはペニスがある」という噂について質問された。ガガは「あるかもしれない」と回答しつつ「それはそんなに恐ろしいこと? わざわざ時間を使ってペニスがあるかないか、声明を発表する必要がある? 私のファンは気にしないし、私も気にしない」と語っていた。