ジェイソン・ボーナム、母が脳卒中により昏睡状態に
ジェイソン・ボーナムは家族の問題により北米ツアーを離脱し、母親が危篤状態であるため英国に向かった。
代わりにケニー・アロノフが4公演でドラマーを務め、日本ツアーも不透明な状況。
ヘイガーはアロノフに信頼を寄せ、ジェイソンの母がレッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムとの間に生まれたことを明かす。
ジェイソン・ボーナムは先週、“家族間に起きた問題”により、サミー・ヘイガー（Vo）、マイケル・アンソニー（B）、ジョー・サトリアーニ（G）と共に北米で開催中だった＜The Best Of All Worlds＞ツアーから離脱したが、ヘイガーによると、英国に住むジェイソンの母が危篤状態に陥ったためだったという。
ヘイガーは、8月31日に行われた米ミズーリ州のラジオ局KSHE 95のインタビューで、ドラマーのケニー・アロノフが急きょ、ジェイソンの代わりを務めることになった経緯を語る中で、こう明かした。「ジェイソンのことは突然だった。彼の母親が脳卒中を発症し、昏睡状態になったんだ。深刻だ。それで、彼の家族全員がそこ（英国）へ向かった。彼は2～3日間耐えたが、“行かないと、行かないと”って言ったから、俺は“行け、行け”って答えたんだ」
アロノフは8月27～31日の期間、開催された4公演でジェイソンの代わりを務めた。
＜The Best Of All Worlds＞ツアーは、今月20日から日本で開催されるが、ジェイソンがこれに参加できるかは未定だという。ヘイガーはこう語っている。「（北米）ツアーは終わるが、俺らは日本へ行く。ジェイソンはまだ母親のとこだ。良くなるか、何であれ…、彼女に付き添っていないと。個人的なことを俺が語るべきではないが、彼の母親の医療的緊急事態だ。無視するわけにはいかない。有難いことに、俺らにはケニーがいる」
アロノフは2011～2012年、スケジュールが合わなかったレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス（Dr）の代わりにチキンフットのツアーに参加しており、ヘイガー、アンソニー、サトリアーニとプレイ経験があった。ヘイガーは「俺は彼とプレイするのが大好きだ。彼はすごく熱心だから」と、アロノフに信頼を寄せているという。
＜The Best Of All Worlds＞日本ツアーは、名古屋（9月20日）、大阪（22日）、東京（23日）で開催される。
ジェイソンの母、パットさんは、1960年代半ばにレッド・ツェッペリンのドラマーだったジョン・ボーナムと結婚し、夫妻にはゾーイとジェイソン、2人の子供が誕生している。
Ako Suzuki
